「ニューカッスルを甘く見ていたとは思わないが…」CL権争うライバルに完敗、マンU指揮官が苦言!「左サイドは何もなかった」

2023年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプール戦の後にも立ち直った。私は自分のチームを信じている」

上位対決で完敗を喫し、不満を露わにしたテン・ハーフ監督。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うライバルに、手痛いリベンジを食らった。

 現地時間4月2日に開催されたプレミアリーグの第29節で、3位のマンチェスター・ユナイテッドは、勝点3差で5位のニューカッスルと敵地で対戦。リーグカップ決勝では2-0で破ったものの、再戦では逆に0-2で敗れ、3位の座を譲り4位に後退した。

 内容でも完敗だった。立ち上がりからリズムを掴めずにいると、65分にジョー・ウィロックに先制点を献上。その後必死に反撃を目ざすも、思うように攻撃ができずにいるなか、88分にFKからウィルソンに致命的な追加点を奪われ、万事休した。

 クラブ公式サイトによれば、エリク・テン・ハーフ監督は試合後に「相手の決意や情熱に敵わなかった。セント・ジェームズ・パークに行けば、特にカップ戦で優勝した後は、どういう試合になるか分かっていたはずだ」と選手たちに苦言を呈した。

「ビッグゲームに勝ちたいのであれば成熟していなければならない。ニューカッスルを甘く見ていたとは思わない。だが、彼らはとても熱心なので、自分たちのレベル以上のプレーをすると予想できたはずだ」
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 そのうえで「攻撃的な部分が十分ではなかった。1人を槍玉に挙げるのは好きではない。チーム全体の問題だ。私たちは相手を崩せなかった」と発言。終始迫力を欠いた攻撃面の改善の必要性を訴えた。

「前半は右サイドにアントニーとディオゴ(・ダロ)がいて仕掛けがあったが、左サイドはほとんど何もなかった。それがこの試合の結論だ。今日はあまりチャンスを作れなかったし、チャンスがあってもゴールを決める決定力が足りなかった。それが真実。最高のチャンスは、(アントニー・)マルシアルのディフレクトしたシュートだったかもしれない。創造性に欠いた」

 テン・ハーフ監督は最後に「シーズン中には後退もある。それに対処しないと。何度もそうしてきたし、(0-7で敗れた)リバプール戦の後にも立ち直った。私は自分のチームを信じている。彼らが立ち直ってくれると信じている」とポジティブな言葉を残した。

 4位以内に与えられるCLの切符死守という至上命題に加え、ユナイテッドにはそれぞれ準決勝、準々決勝まで勝ち進んでいるFAカップ、ヨーロッパリーグと、すでに制したリーグカップを合わせた3冠の期待が高まっている。オランダ人指揮官が率いる赤き軍団は、シーズン終盤の主役となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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