「逆なら永久追放だ!」メキシコで主審が抗議した選手の股間にヒザ蹴りを見舞う衝撃!「最大級のスキャンダル」

2023年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

痛恨の一撃を食らった選手は最後までプレー

執拗な抗議に癇癪を起こした!? エルナンデス主審(右端)の非紳士的な振る舞いに批判が集中している。(C)Getty Images

 メキシコ1部リーグで珍しい事件が起こった。なんと主審が選手に"蹴り"をお見舞いしたのだ。

 現地4月1日、同リーグ第13節でクラブ・アメリカとレオンの上位対決が行なわれた。1ポイント差の2位と3位の対戦で、来季の北中米チャンピオンズリーグの出場権も懸かる大一番だ。
【動画】メキシコで主審が選手の股間を蹴る衝撃シーンが!

 その試合の63分だった。レオンは1-0からアメリカに同点弾を決められてしまう。だが直前のプレーでハンドがあったとし、ピッチ上の選手が総出でフェルナンド・エルナンデス主審に猛抗議を敢行した。これがかなり執拗なもので、取り囲まれた主審は明らかに苛立ちを隠せない。

 そして溜まりかねた主審が、暴言を吐いたと思われるレオンのハイメ・バレイロにイエローカードを提示。不服に感じた仲間のルーカス・ロメロが詰め寄って顔を近づけると、エルナンデス主審はロメロの股間に膝蹴りを繰り出してしまったのだ。

 その後もしばらくいざこざが続いたが、ロメロはうずくまったまま。主審は「そんなの痛くなかっただろ!」とばかりにジェスチャーで立ち上がるよう促した。レオンの選手たちは主審の横暴な振る舞いに食い下がったが、試合はそのまま続行。再開直後にレオンは逆転ゴールを決められた。

 それでも後半アディショナルタイム、レオンは起死回生の同点弾を奪って2-2のドローに持ち込んだ。1ポイント差で2位の座をキープ。タイムアップまでピッチに立ったロメロはフラッシュインタビューに応じ、「(主審に蹴られて)ショックだった。彼には権威がある。だから僕たちは敬意を払うわけだけど、彼にも同じように敬意を向けてほしい」と話し、「試合後になぜだ? と訊いたら、主審は『故意じゃなかった』と話していたよ」と打ち明けた。
 
 ネット上ではファンが怒りを露にしており、英紙『The Sun』は「これが逆に選手だったら永久追放モノだぞ!」「弁解の余地なし。厳罰が与えられるべきだ」「酷い審判!とても正当化などできない」といった意見を紹介した。

 さらにメキシコの名司会者であるトニ・バルス氏はツイッターで「信じられないよ! 主審が選手にヒザ蹴りをするなんて。これはリーグ史上最大級のレフェリングスキャンダルだ。制裁はそれに見合ったものにならなければならない」と断じている。

 その日のうちにリーグ裁定委員会は「エルナンデス主審の行為について調査を開始する。結果は出次第、発表されるだろう」との声明を出し、今後相応の処分が下される見通しだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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