【採点寸評|新潟】持ち味のビルドアップから先制も、CBの一発退場で相手の圧力に屈す[J1第6節新潟1-3名古屋]

2023年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

自陣でのボールロストから3失点

【警告】新潟=早川(18分) 名古屋=藤井(89分)、石田(90+1分)
【退場】新潟=舞行龍(36分) 名古屋=なし

 4月1日にJ1リーグ第6節が行なわれ、アルビレックス新潟と名古屋グランパスがデンカビッグスワンスタジアムで対戦。3-1で後者が勝利を収めた。
【PHOTO】新潟の出場16選手&監督の採点・寸評。攻守に奮闘した伊藤が唯一の及第点。退場で試合を難しくしたCBは最低評価に
 序盤から主導権を握った新潟は、35分に先手を取る。ダニーロ・ゴメスのシュートをGKが弾いたこぼれ球にいち早く詰めていた太田修介がゴールに押し込んだ。

 しかしその直後、舞行龍ジェームズが足裏でのタックルで一発退場。数的有利となった名古屋が攻勢を強め、56分に永井謙佑が森下龍矢との連係から同点ゴールを決めた。

 勢いそのままに80分には、キャスパー・ユンカーの強烈なボレー弾で勝ち越しに成功。さらに終了間際の90+4分に、稲垣祥がダメ押しの3点目を挙げ、名古屋が3戦無敗と好調を維持した。新潟は2連敗となった。
 
▼新潟のチーム採点「5.5」
 太田を初めて左サイドハーフで起用し、右サイドハーフにはD・ゴメスが初先発。サイドに張って相手DFをピン留めする形ではなく、より中央で攻撃に関わっていくことでプレスの的を絞らせず、堅守にほころびをつくりだす。

 そうした中、新潟らしいビルドアップから、35分に先制点。ボックス内の右に侵入して放ったD・ゴメスのシュートは相手GKのランゲラックに弾かれるが、逆サイドの太田がゴール前に詰めて抜け目なく押し込む。リーグ最少失点の名古屋の堅守をこじあけ、幸先よく点を奪った。

 しかしその直後、舞行龍が危険なタックルで一発退場になると、残り60分近くを数的不利で戦うことに。後半は自陣に押し込まれ、名古屋のポゼッションに消耗させられる展開となった。それでも何度かカウンターは繰り出しが、攻め切ることはできず。押し込まれ、自陣でのボールロストから3失点を喫した。

 数的不利の状況を見ればやむなしとも言えるが、名古屋の圧力も強く、カウンターにもパワーをかけられなかった。松橋力蔵監督は「もうちょっと戦術的に、効率的かつ効果的なものを浸透させてあげることができていれば、少しでも変わったのかなと。今は、自身に対しての反省はあります」と一身に責任を背負い込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【PHOTO】ホームビッグスワンで声援を送り続けた、アルビレックス新潟サポーター!

【PHOTO】アウェーの駒場スタジアムで大声援を送り続けたアルビレックス新潟サポーター!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事