【JリーグCS速報】広島×G大阪|広島が2年ぶりのリーグ制覇! 2戦合計4-3でG大阪を下す

2015年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏のピンポイントクロスに浅野がジャンプ一番! ヘッドで会心の同点ゴール。

広島が2年ぶりにJリーグ王者に返り咲いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグチャンピオンシップ決勝・第2戦の広島対G大阪は12月5日、エディオンスタジアム広島で19時35分にキックオフされた。

【CS決勝 第2戦 PHOTOハイライト】広島 1-1 G大阪
 
 G大阪は第1戦で退場処分を受けたオ・ジェソクに代わって米倉恒貴を起用。また第1戦に引き続き1トップには長沢駿が入った。一方の広島は第1戦と同様のスタメンの顔ぶれとなった。
 
 最初にゴールを脅かしたのは第1戦を3-2でモノにしている広島だった。4分、柴崎がペナルティエリアのすぐ外から右足で強烈なミドルを放つ。G大阪GKの東口の好セーブに遭ったものの迫力のある攻めを見せる。
 
 一方のG大阪も8分、宇佐美が大森へのピンポイントクロス。しかし、大森のヘディングシュートはバーの上に外れた。
 
 20分にはG大阪にビッグチャンス。阿部の右サイドからのクロスをファーサイドで待っていた大森がトラップすると、走り込んできた藤春に丁寧なラストパス。藤春はノーマークで強烈なシュートを見舞うが、これは広島DFの身体を張った守備に阻まれた。
 
 そして28分、G大阪はこのCSで三たび先制点を奪う。CKのチャンスに、今野が右足ボレーで広島ゴールのネットを揺らした。今野はCS3得点目となった。
 
 しかし、G大阪が1-0としたものの、2戦合計3-3でアウェーゴールを3つ奪っている広島が依然リードする。
 
 広島も徐々にカウンターから攻撃のリズムを掴む。40分には塩谷のミドルのこぼれ球に柴崎が詰めてシュートを放つも、サイドネットを揺らすにとどまった。
 
 前半を終えて1-0でG大阪がリードしてハーフタイムに入った。
 
 後半はともにメンバー交代なくスタートした。立ち上がり、いきなりチャンスを掴んだのはG大阪で、敵陣ゴール前でのパス交換から宇佐美がインサイドで技ありのワンタッチシュート。しかし、これはわずかにゴール右に外れた。
 
 一方の広島は55分にビッグチャンスを迎える。右サイドからのクロスに柴崎がスライディングで飛び込み合わせたものの、シュートはうまくヒットせず。GK東口に余裕を持ってキャッチされてしまった。
 
 そして57分、広島は佐藤に代えて浅野を投入、G大阪は大森に代えて倉田を投入する。さらにG大阪が64分に長沢に代えてパトリックを投入すれば、同時に広島もミキッチに代えて第1戦で決勝点を挙げた柏を投入し、いよいよ勝負は終盤へと突入する。
 
 70分、広島はGK林のフィードから浅野がCBの西野とうまく入れ替わり、ゴール前に抜け出す。しかし戻った西野に対応され、シュートは打ち切れなかった。
 
 しかし76分、広島は優勝を大きく引き寄せるゴールを奪う。右サイドをドリブルで持ち上がった柏が中央で待ち構える浅野にピンポイントのアーリークロス。浅野はこれをジャンピングヘッドでゴール左へ流し込み、広島が1-1の同点に。2戦合計4-3で再びリードした。

 優勝へ2点を奪わなければならなくなったG大阪は、前線に人数を懸けて攻勢を仕掛ける。対して、広島はそのG大阪の背後を浅野のスピードを活かして効果的に狙い続けた。
 
 結局、スコアは1-1のまま動かず、第2戦はドローで終了。2戦合計4-3となり、広島が2年ぶりにJリーグチャンピオンに返り咲いた。広島は、12月10日に開幕するクラブ・ワールドカップに開催国代表として出場する。
 
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