エミール・スミス・ロウが、アーセナルに変革のインパクトを与えた２選手を挙げた。

　名門で10番を背負う22歳のイングランド代表MFは、昨季にプレミアリーグで二桁得点を達成。一気に飛躍を遂げたが、今季は長期離脱もあり、リーグ戦の出場は８試合止まり。それでも順調な回復ぶりを見せており、今月４日のボーンマス戦で初アシストをマークすれば、U-21イングランド代表として出場したU-21フランス代表戦では待望の初ゴールを奪った。

　大事なシーズン終盤戦での活躍に期待が高まるなか、スミス・ロウは英紙『The Sun』のインタビューに応じ、19年ぶりのリーグ制覇に向け、首位を走る好調なチームに言及。昨夏に直近５年で４度の優勝を誇るマンチェスター・シティから加入した、ガブリエウ・ジェズスとオレクサンドル・ジンチェンコの影響力が大きいと明かした。
【動画】待望の今季初ゴールは迫力満点のヘッド！スミス・ロウがU-21フランス代表で奪った一撃をチェック！

「２人の加入で、全体のダイナミズムが変わったように感じたよ。彼らは勝利がどんなものか知っている。メンタリティは信じられないほど素晴らしいので、彼らが入ってきたおかげで、間違いなく多くの問題が解決できたと思う。ジンチェンコは、僕が見てきたなかで最高のテクニックを持つ選手の１人だ。シティが彼らを手放したなんて信じられないよ」

　スミス・ロウはまた、タイトル獲得に向け、自身が主役になることを切望しているとも語った。

「とにかく、コンディションが万全だと証明しないと。監督が僕を必要とする時には、パフォーマンスを発揮する準備ができているつもりだ」

　守備を支えてきたウィリアム・サリバと冨安健洋の離脱という痛手があった一方で、攻撃陣には頼れるナンバー10が戻ってきた。２位のシティと勝点８差をつける現状から勢いを落とさず、むしろ加速させられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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