「まだまだすべての面で足りない」ベルギー戦で1得点の鈴木唯人がさらなる奮起を誓う「一個一個、必ずクリアしていく」【U-22代表】

2023年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「相手もいなかったですし、決め切るだけでした」

見事なフィニッシュでチームを勢いづかせた鈴木。(C)Getty Images

 2024年のパリ五輪を目ざすU-22日本代表は、現地時間3月27日にU-22ベルギー代表と対戦。前半に2点を先行される難しい展開だったが、後半に佐藤恵允、鈴木唯人のゴールで同点に追いつく。だが終了間際に失点。2-3で敗れた。

 試合後のフラッシュインタビューで、チーム2点目を挙げた鈴木唯人が、自身のゴールを振り返る。

「あのシーンは、良い形で前からプレッシャーに行けて、奪えて、自分のところにボールが来て、相手もいなかったですし、決め切るだけでした」

 64分、敵陣中央の右エリアで藤田譲瑠チマのパスを受けた鈴木は、そのままドリブルで前進。ペナルティエリアに入ったところで右足を振り抜き、ゴール左下に突き刺した。
 
 チームを勢いづかせる見事なフィニッシュ。ただ、結果的にチームは敗戦。3日前のU-22ドイツ代表戦は2-2のドローで、今回の欧州遠征は1分1敗と日本は勝利なし。10番を背負う21歳は「すべての面で成長していかないといけないと、今回の遠征でまた感じました」と語る。

 ベルギー戦では、0-1で迎えた20分、自身のバックパスを奪われ、そこから失点につながってしまった。「自分のミスで難しくさせてしまった」と悔しがるが、「また日頃の練習から取り組んで、次は必ずチームを勝利に導けるような働きをしたい」と前を向く。

 現在はフランスのストラスブールで研鑽を積む鈴木。「まだまだすべての面で足りないと感じている」と自分を見つめるアタッカーは、代表活動を終えてクラブに戻ってからは「すべての面を伸ばすために、一個一個、必ずクリアしていって、積み重ねていって、成長していければいい」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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