［キリンチャレンジカップ］日本 １－１ ウルグアイ／３月24日／国立競技場

「個人的にはチャンスを決めきるところがすべて。決めていたら違う試合になっていたと思うので、自分としてはそこを改善するのが課題」

　１-１で引き分けたウルグアイ戦後、浅野拓磨は試合をそう振り返った。確かに決めきれなかったチャンスがふたつあった。

　ひとつ目は21分、板倉滉が縦パスを入れると、鎌田大地がダイレクトで右SBの菅原由勢へ展開。その間に浅野は裏へ抜け出して菅原から斜めのスルーパスを引き出したが、シュートは枠の外に外れた。

「僕としてはああいう場面を絶対に逃してはいけないと思っています。あの場面は、ダイチ（鎌田）もユキナリ（菅原）も難しい場面だったので、よくあそこでボールを出してくれたと思います。苦しい状況でも打開して、ああやって質の高いパスを出してくれる選手がいます。シュートまではパーフェクト。最後のシュートを決めきって、あの良い形を結果として残したかった」
 

　攻撃の組み立てを絶賛した浅野は、ダイレクトでパスをつないだ鎌田と菅原に感謝していた。そして54分には自陣から単独突破した三笘薫からもスルーパスを引き出したが、シュートは相手GKに阻まれた。

「２本のチャンスともシュートまで完璧。ああいうところボールが出てくる選手がいて、ああいうところで自分も動き出しを絶対に見逃してはいけない。そういう意味では良い形で、動き出しからの味方との連係をピッチで表現できたけど、ゴールで終わらないと。チャンスは逃してはいけない」

　猛省した浅野は果たして次戦でゴールを奪えるか。３月28日に行なわれるコロンビア戦での奮起に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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