「4-2-3-1からスタート」。森保監督がウルグアイ戦のシステム構想を説明。戦術の鍵は「素早い攻め」

2023年03月23日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

サッカーのセオリーで絶対に持たないといけない部分とは?

ウルグアイ戦に向けて前日会見をした森保監督。起用システムについても言及した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2023年3月23日、ウルグアイ戦に向けた日本代表の前日会見が行なわれた。準備期間がかなり限られた中、戦術の落とし込みもままならないだろうと容易に想像がつく状況下でも、森保監督はまず「ホームなので勝利を目指して戦いたい」と力強くコメントしている。

 現時点でのシステム構想については「4-2-3-1からスタートする」と明言。もっとも、今後の基本形が4-2-3-1になるという意味ではなく、あくまでウルグアイ戦に限った話だ。

 森保監督は「これまで我々が積み上げてきたものを持ちながら、新しいものを作る気持ちを忘れないでやっていく」とも話しており、ひとつのシステムにこだわるスタンスではない。つまり、ウルグアイ戦で4-2-3-1システムが噛み合わなければ、試合途中から3バックを採用する可能性もあるわけだ。

 戦術面に目を移せば、指揮官が強調したのは「素早い攻め」だ。「(速攻は)サッカーのセオリーで絶対に持たないといけない部分。ボールを握るところが先行しすぎて、素早く攻めることを忘れてはいけない。試合をコントロールするのは理想としてレベルアップしていきたいですが、同時に相手が嫌な攻撃もやっていきたい」。
 

 これまで通りのことをなんとなくやるのではなく、確かな目的を持ってチャレンジする。それが森保監督の根本にあるスタンスなのだろう。

「確認作業をしながらスタッフと選手と作り上げる。選手間でもこれまで通りではなく、良いコミュケーションをとってもらって絵を合わせる。新たなものを作るということも忘れてはいけない」

 ワールドカップで敗れた教訓を生かして、どんなサッカーを見せてくれるのか。"柔軟性の重要性"も示唆した森保監督のリスタートに期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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