ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、現地時間３月23日に行なわれるリヒテンシュタイン戦を前に会見に出席。現在プレーするサウジアラビアリーグについて語った。ポルトガルメディア『Record』などが伝えている。

　38歳のスーパーレジェンドは、今冬にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、アル・ナスルへ。すでに２度ハットトリックを達成するなど、中東でもゴールを量産している。

　新天地に降り立ってから２か月半。「とても良い感じだよ。だからここにいるんだ。そうでなければ、僕はここにいないだろう」と感触を明かしたC・ロナウドは、リーグのレベルは「非常に競争力がある」と評した。

「サウジアラビアのリーグは違った見方をしたほうがいい。プレミアリーグとは明らかに違うけど、競争は激しい。ポジティブな面に驚いたよ。良いチームがあり、バランスが取れている。アラブの選手も良いし、外国人選手もクオリティが高い。このままプランを継続すれば、５、６年後には世界で４、５番目に競争力のあるリーグになる可能性だってある」

　また、痛恨のベスト８敗退となったカタール・ワールドカップ後に「代表引退を考えたか」と問われた際には、考え込んでいた事実を認めた。
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「嘘をつくつもりはない。僕らの人生は全てを天秤にかける必要がある。家族と熟考した結果、困難があっても、タオルを投げるわけにはいかないという結論に達したんだ。色々な角度から状況を見れた。そこから多くを学んだよ。戻ってこられて嬉しい。監督は、自分を頼りにしていると示した。結局、僕はいつもプレーしたいと思っていたよ。

　ご存知のように、彼はみんなに話しかけてくれた。そして、自分には代表チームに与えるべきものがたくさんあると気付いたんだ。ポルトガルを最高レベルに引き上げることが僕の望みだ。彼らが自分を必要とする時、僕は常に貢献するつもりだ」

　C・ロナウドは現在196キャップをマーク。リヒテンシュタイン戦に出場すれば、並んでいるクウェート代表FWバデル・アル・ムタワを抜き、歴代最多となる。数々の偉業を成し遂げてきた生きる伝説は、「記録は常にポジティブ。それが自分のモチベーションだ」と新記録樹立へ意気込む。

「すでにかなりの数を持っているが、明日は特別だ。誇りに思う。最多のキャップ数を誇りながら、その数をさらに増やし続けたい。人々が求める限り、自分はいつだってプレーする」

　欧州を離れた今も、ギラツキは全く消えていないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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