「日本はよく計画を練るが我々は…」大学選抜も日韓戦で3連敗、元韓国代表の伝説FWが苦言! 両国の違いを指摘「重病なのに風邪だと考えている」

2023年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「30年前から予見していた」

韓国代表のエースとして活躍し、キャプテンも務めたチェ・スンホ氏。(C)Getty Images

 近年の日韓戦の弱さは、韓国で度々指摘されている。

 先日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国代表が侍ジャパンに4対13の惨敗を喫した際にも、野球だけでなく、サッカーも各年代別代表における日韓戦で連敗していると話題になった。

 そんななか、韓国メディア『マイデイリー』が3月22日、「韓国のレジェンドも日本の敵将も嘆き。大学サッカーの冷静な現在地」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「韓日戦はジャンケンでも負けてはならないと言われたてきた。ところが韓国の大学サッカーはわずか2日間で3回も敗れた。20日には新人戦で1-5、女子大学選抜も延長戦の末に1-4で敗戦。 21日に開かれた第21回韓日大学サッカー定期戦(デンソーカップ)でも0-1で涙を流した」
 
 そして、現在は水原FCのディレクターで、この3試合を視察した元韓国代表のレジェンド、チェ・スンホ氏のコメントを紹介している。

「(現在の日韓の格差について)30年前から予見していた。我々はまずスケジュールを作る。日本は計画をよく練る。一定期間が経つと目標に到達する。スケジュールに合わせていては、目標までたどり着けない」

 1986年のメキシコ・ワールドカップでイタリアからゴールを奪うなど韓国代表のエースとして活躍し、かつては"日本キラー"の異名を取った61歳は、「我々だけが日本に圧倒されることを知らなかった。最近3~4年間は勝った試合がほとんどない。重病なのに風邪だと考えている」と苦言を呈した。

 また、元韓国代表で日本大学選抜を指揮した専修大学のイ・ウヨン監督も、母国の現状をこう憂いている。

「韓国は昨年プレーした選手が今年もプレーする環境ではない。それは残念だ。プロに行った選手たちも、大学に残った選手たちも環境をよく考えなければならないと思う」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】あどけない久保と韓国代表イ・ガンインの少年時代の2ショット

次ページ【動画】あどけない久保と韓国代表イ・ガンインの少年時代の2ショット

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事