【採点寸評|鳥栖】シュートわずか1本。スペースを見つけられず、攻撃でスムーズさを欠く[J1第5節 鳥栖0-1神戸]

2023年03月19日 荒木英喜

今季初めて4-2-3-1を採用

【警告】鳥栖=山﨑(27分)神戸=なし【退場】なし

 3月18日にJ1リーグ第5節が各地で開催。駅前不動産スタジアムではサガン鳥栖対ヴィッセル神戸が行なわれ、1-0で神戸が勝利した。
【PHOTO】鳥栖の出場16選手&監督の採点・寸評。守備に回る場面が多かった本田。小野はチーム唯一のシュートを記録
 この試合で唯一のゴールが生まれたのは22分。神戸の泉柊椰が左サイドで自陣からのロングフィードを受けると、そのままドリブルでカットイン。ペナルティエリア手前左から狙いすましたコントロールシュートを放ち、ネットを揺らした。

 迎えた後半、チャンスの数では神戸が上回るも、追加点は奪えず。1点を追う鳥栖も果敢に攻撃を繰り出したが、思うように相手ゴール前でのシーンを作れない。

 試合はそのままタイムアップ。神戸が1点を守り抜き、今季4勝目。勝点を12に伸ばし、首位の座をキープした。敗れた鳥栖は暫定で15位のままとなった。
 
▼鳥栖のチーム採点「5」
 ここまで3バックで戦ってきたが、岩崎悠人を右SBに、西川潤を1トップに、と不慣れなポジションで起用する今季初の4-2-3-1で臨んだ。

 しかし、神戸の守備にスペースを見つけられず、意図した攻撃を仕掛けられない。試合後、「(4-2-3-1にして)攻撃のところで我々に起こるであろう、ノッキングとまではいかないんですが、スムーズさが出ないかなというところが、まさしく出てしまいました」と川井監督が話したように、攻撃で迫力や連続性を出せず、90分を通して放ったシュートは1本のみ。

 後半に攻撃的な選手を次々に投入してゴールを狙ったが、それも奏功せずに終わった。結果だけを見れば0-1だが、内容的には完敗。意図するビルドアップができない時にどう攻撃するのか。新たな課題が見つかった試合となった。

取材・文●荒木英喜

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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