吉田、長友、酒井らが落選…「最強の日本代表」を目ざす森保監督が理由を明かす。若手へ発破も「五輪世代ではなくA代表を目ざせ」

2023年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らがやってくれることは計算できる」

森保監督が日本代表メンバー発表会見に出席した。写真:滝川敏之

 日本サッカー協会(JFA)は3月15日、キリンチャレンジカップ2023のウルグアイ戦とコロンビア戦に挑む日本代表メンバー26人を発表した。

 パリ五輪世代(現在21歳以下)からは、半田陸(ガンバ大阪)、バングーナガンデ佳史扶(FC東京)、そして久保建英(レアル・ソシエダ)を選出。森保一監督はメンバー発表会見で「パリ五輪日本代表としての戦いも非常に重要だが、五輪世代の代表を目ざすのではなく、A代表を選手たちには目ざしてほしい」と訴えた。

「まずは自分たちの世代で経験してもらい、戦力になるという成長をしてもらったうえで、A代表でも五輪でも戦えるという選手たちに力をつけてもらえれば、選手のためにも所属チームのためにも日本代表のためにもなるのかなと思っている」

 一方で、経験豊富な吉田麻也(シャルケ)、長友佑都(FC東京)、酒井宏樹(浦和レッズ)らは選外となった。その理由を問われると、指揮官はこう答えた。
 
「今、名前が挙がった麻也、佑都、宏樹。長く日本代表を支えてくれた彼らの存在の大きさは非常に感じていたし、チーム作りのうえでも支えてもらっているところは大きかった。これからのチーム作りにおいて、彼らがやってくれるということは計算できる。彼らがいなくなった時にどれだけ日本の力として、またつけていけるか。

 これまでのチーム作りに貢献してくれたことには感謝している。今回も選ばれてもおかしくない活躍を、Jリーグでもブンデスでも選手たちが見せてくれているが、より幅広く選手層を厚くして強くして最強の日本代表を将来的に作っていけるようにと考えている。

 今回チャンスをもらった選手たちにはここで存在感をしっかり見せてほしい。競争力はどの段階かもちろん分からないが、経験の浅い、若い選手にもチャンスを与えながら成長してもらえればと思うし、ベテランと若手の競争力をどうやってチーム力に活かしていくかというところは、活動を通しながら考えていきたい。融合は必ず必要」

 新生森保ジャパンは、24日にウルグアイ(国立競技場)、28日にコロンビア(ヨドコウ桜スタジアム)と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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