アルビレックス新潟"司令塔"伊藤涼太郎の躍動が止まらない。

　Jリーグは３月11日、J１第４節の２試合を各地で開催。デンカビッグスワンスタジアムでは、新潟対川崎フロンターレが行なわれている。

　３試合で1勝2分の無敗と、好調の新潟でとくに存在感を示しているのが、伊藤涼太郎だ。試合前のメンバー紹介では、伊藤の名前が呼ばれると大きな歓声と拍手が送られ、サポーターの期待もうかがえる。

　そんな25歳MFは、この日も立ち上がりから輝きを放った。４－２－３－１のトップ下を務め、絶妙なポジショニングで積極的に受けてゲイムメイク。ボールを持てば、高い技術を見せて、相手を巧みにかわして前を向く。
 

　13分にはワンタッチパスで好機創出。17分のロングカウンターでは、高精度スルーパスで太田修介の決定機を演出した。そのたびにスタンドのサポーターからは「おお！」と驚きの声が上がった。

　そして22分、味方のショートパスをペナルティエリア手前左で受けた伊藤が思い切りよく右足を振り抜く。地を這うような強烈なミドルシュートがニアサイドのゴールをぶち抜き、リーグ２試合連続ゴールを挙げた。

　試合は新潟が１－０とリードして後半に突入。後半も伊藤のプレーから目が離せない。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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