福田正博がJリーグの“歴代最強イレブン”を選出!「サッカー小僧」のSB、「ギャップがズルい」努力家をセレクト!

2023年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今でも輝いている。同い年だし、羨ましいよ」

福田氏が選出した“歴代最強イレブン”。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグの"歴代最強イレブン"を選ぶなら、どんな顔触れとなるか? 公式YouTubeチャンネルの『サッカーダイジェストTV』では、Jリーグ30周年記念企画で元日本代表FWの福田正博氏を招き、栄えある11人と監督を選んでもらった。

 現役時代は浦和一筋でプレーした往年の名ストライカーは、「難しいね」と切り出し、同じピッチで戦った選手や、間近で見てきた選手などを選考の基準とした。

 GKは「日本のゴールキーパー像を変えた」として、川口能活を選出。「ゴールキーパーっていいな、と。彼を見て、ゴールキーパーを目ざした子どもたちは多かったんじゃないかな」と評する。

 最終ラインは4バック。右CBは「対戦するのは嫌な相手。クレバーだし」と井原正巳、左CBは「日本で育ってきた子にはできない駆け引きをする」田中マルクス闘莉王をチョイス。SBは右にジョルジーニョ。「まあ、とにかく上手い。ボールの置きどころが非常に良い」と称え、左には「サッカー小僧。サッカーの話をしたら止まらない」という都並敏史を選んだ。

 ダブルボランチは小野伸二、ラモス瑠偉。前者の「左足のキックが大好き。糸を引いたようなパスを出してくる」と振り返り、後者の「戦う姿勢、勝負に対するこだわり」には強く惹かれたという。トップ下には「天才的なプレーを見せるかと思うと、非常に努力家。そこのギャップがズルい(笑)」と、中村俊輔をピックアップした。
 
 前線は3枚。右の岡野雅行は「出てくるだけで、スタジアムの空気を変えられる」、左の三浦知良は「Jリーグを作ってきた1人。今もサッカー界を引っ張っている」とコメント。最前線は「周りを使えるようになってから、より怖い選手になった」エメルソンをセレクトした。

 浦和でも共闘したエメルソンは、福田氏に強烈なインパクトを残した存在だったようで、「引退を決断する1つの理由になった。こいつとやっても、これは無理だなと思わされるような選手」だった。

 誰もが認める実力者で、キャラクターの濃い11人を率いるのは、イビチャ・オシムだ。「"猛獣"を使うのは、オシムさんレベルじゃないと。闘莉王も指示に従いそうだし、ラモスさんもオシムさんに魅了されるんじゃないだろうか」と想像する。

 そして、福田氏の「マイ・ベスト・プレーヤー」は、日本が誇る"キング"だ。「Jリーグと言ったらカズ。今でもそうでしょ。今でも輝いている。同い年だし、羨ましいよ。憧れるね」と絶賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】福田正博が選ぶJ歴代最強の11人! 今後のJリーグに求めるコトも激白

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