現地時間２月26日に開催されたリーグカップ決勝で、ニューカッスルはマンチェスター・ユナイテッドと、聖地ウェンブリーで対戦。０－２で敗れ、54年ぶりの主要タイトル獲得とはならなかった。

　悔しい結果とはなったが、明るい兆しもあった。正守護神ニック・ポープの出場停止などにより、大一番で丸２年ぶりに公式戦に出場したロリス・カリウスの活躍だ。

　リバプール時代にチャンピオンズリーグ決勝で痛恨のミスを犯して以来、キャリアが暗転していた29歳のドイツ人GKは、ビッグセーブを見せ、ブランクを感じさせないパフォーマンスで存在感を発揮。２失点はいずれもノーチャンスだった。

　日本では一時、Yahoo!のリアルタイム検索ランキングで「カリウス」が１位になるなど、鮮烈カムバックを称えるコメントが殺到したなか、有力データ分析サイト『Sofascore』はレーティングで「7.9」を付与。なんと勝利したユナイテッド側も含め、出場した全32選手の中で最高の評価を下した。
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　また、エディ・ハウ監督もカリウスを絶賛。英紙『METRO』によれば、決戦前には「キャリアを書き直す素晴らしいチャンスになるだろう」と発破をかけていた指揮官は、試合後にこう語っている。

「本当によくやったと思う。彼のオールラウンドなパフォーマンスはグッドだった。配球も良かったね。彼はいくつか素晴らしいセービングを見せた。今日の努力は本当に誇りに思えるだろう」

　とはいえ、ニューカッスルでは３番手以下と厳しい立場にあるのが現状だ。それだけにファンからは、「もったいない」「試合に出られるチームに移籍すべき」という声が多く上がっている。

　まずは復活の狼煙を上げた守護神の今後に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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