山口監督は柔軟性が見られたが守備では修正点も
【警告】湘南=石原(68分)、阿部(73分) 横浜FC=なし
【退場】川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】小川航基(横浜FC)
2月24日にJ1リーグ第2節の湘南ベルマーレ対横浜FCが行なわれ、2-2のドロー決着となった。
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。1Gの町野は随所でエースの風格。労を惜しまぬ上下動で攻守に貢献した石原
先手を取ったのは横浜FC。キックオフからわずか12秒後、自陣からのロングフィードを起点に、近藤友喜のアシストから小川航基がネットを揺らす。
いきなりビハインドを背負った湘南だが、17分に追いつく。大橋祐紀がヘッドでつないだボールを町野修斗が収めると、巧みな切り返しから左足シュートを突き刺した。
湘南はさらに23分、思わぬ形で逆転に成功する。横浜FCの和田拓也が自陣でのサイドチェンジでまさかのオウンゴール。試合は湘南の1点リードで前半を折り返す。
迎えた後半は横浜FCがさらに攻勢を強めていき、いくつかのチャンスを作るなか、83分に試合を振り出しに戻す。カプリーニの左CKに小川航がヘッドで合わせ、この日、2点目をゲットする。
その後は両チームともスコアボードを動かせず。勝点1を分け合う結果となった。
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。1Gの町野は随所でエースの風格。労を惜しまぬ上下動で攻守に貢献した石原
先手を取ったのは横浜FC。キックオフからわずか12秒後、自陣からのロングフィードを起点に、近藤友喜のアシストから小川航基がネットを揺らす。
いきなりビハインドを背負った湘南だが、17分に追いつく。大橋祐紀がヘッドでつないだボールを町野修斗が収めると、巧みな切り返しから左足シュートを突き刺した。
湘南はさらに23分、思わぬ形で逆転に成功する。横浜FCの和田拓也が自陣でのサイドチェンジでまさかのオウンゴール。試合は湘南の1点リードで前半を折り返す。
迎えた後半は横浜FCがさらに攻勢を強めていき、いくつかのチャンスを作るなか、83分に試合を振り出しに戻す。カプリーニの左CKに小川航がヘッドで合わせ、この日、2点目をゲットする。
その後は両チームともスコアボードを動かせず。勝点1を分け合う結果となった。
▼湘南のチーム採点「5.5」
残留争いの最中なら勝点1はポジティブに捉えられるかもしれないが、今季目ざすのは「5位以上」。後半は苦しい時間が長引いたとはいえ、決定機の数を考えれば是非とも勝点3を重ねたかった試合と言える。
昨季まで得点力不足に悩まされた湘南だったが、今季は大橋祐紀と町野修斗の2トップの躍動もあり、開幕2節時点で順調にゴールを奪取。小野瀬康介や平岡大陽らサイドボランチの攻撃参加も効果的で、奪ってからの速攻が効いている。セットプレーもいくつかデザインされた形が用意されているようで、キッカー永木亮太の上質なボールからチャンスも生まれた。
一方、守備面は今季の最初の課題ということになりそうだ。単に"守備"と言っても、修正が必要なのは押し込まれた時のブロックだ。猛烈なハイプレスで相手のビルドアップに制限をかけ、敵陣でボールを奪う守備は高い完成度を見せている。ただハイプレスをはがされた時や、前線と中盤の体力が消耗した時に、後ろがどう跳ね返すのか。昨季まで築けていた粘り強い守備を取り戻せられれば、より安定して勝点を積み上げられるだろう。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】横浜FCの出場16選手&監督の採点・寸評。攻撃にリズムを与えたカプリーニ。好守でピンチを救ったGK永井は陰のMVP
【厳選ショット】雨中開催の神奈川ダービー。白熱した乱打戦もドロー決着…|J1第2節 湘南2-2横浜FC
【PHOTO】雨のホーム開幕戦。平塚の地に湘南ベルマーレサポーターの声が響き渡る!
残留争いの最中なら勝点1はポジティブに捉えられるかもしれないが、今季目ざすのは「5位以上」。後半は苦しい時間が長引いたとはいえ、決定機の数を考えれば是非とも勝点3を重ねたかった試合と言える。
昨季まで得点力不足に悩まされた湘南だったが、今季は大橋祐紀と町野修斗の2トップの躍動もあり、開幕2節時点で順調にゴールを奪取。小野瀬康介や平岡大陽らサイドボランチの攻撃参加も効果的で、奪ってからの速攻が効いている。セットプレーもいくつかデザインされた形が用意されているようで、キッカー永木亮太の上質なボールからチャンスも生まれた。
一方、守備面は今季の最初の課題ということになりそうだ。単に"守備"と言っても、修正が必要なのは押し込まれた時のブロックだ。猛烈なハイプレスで相手のビルドアップに制限をかけ、敵陣でボールを奪う守備は高い完成度を見せている。ただハイプレスをはがされた時や、前線と中盤の体力が消耗した時に、後ろがどう跳ね返すのか。昨季まで築けていた粘り強い守備を取り戻せられれば、より安定して勝点を積み上げられるだろう。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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