禁断の移籍オファーが? 名手アンリがアーセナル全盛時代に宿敵から届いた“超大型ディール”をポロリ!「もちろんノーと言ったよ」

2023年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一緒に仕事をしてみたかった監督」にはモウリーニョの名を

2000年代のアーセナルでキャリアの春を謳歌したアンリ氏(右)。そのパフォーマンスはまさに無双だった。(C)Getty Images

 元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏がアーセナル時代にライバルから"禁断オファー"が届いた過去を明かした。

 現地2月22日、米ネットワーク『CBS Sports』のチャンピオンズリーグ中継にゲスト出演したアンリ氏は、女性司会者から「トッテナムでプレーしていたかもしれない?」と問われて、明らかに不機嫌そうな表情を浮かべ、「おいおいスパーズ(トッテナムの愛称)だって? 帰らせてもらうよ」と席を立とうとした。

 もちろん冗談で、すぐさま座り直して「ウソウソ、ジョークだよ。明確に言っておこう、どう考えてもノーだ」と答えると、「まあそうした機会はあったけど、却下したんだ」と語ったのである。

 笑いに包まれていたスタジオが重大発言に騒然とし、ホストを務める元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が「それってスパーズから?」と畳みかけると、アンリ氏は「ノー(答えないの意)」と回答。さらに女性司会者から「3倍の報酬だったとか?」と問われると、「うーん、そこはまさに君の言う通り。でももちろんノーと言ったよ」と話すにとどめた。

 それでもキャラガー氏は「マンチェスター・ユナイテッド?」「アーセナルの当時のライバルのどこ?」と執拗に攻め立てたが、さすがに口が滑ったことを後悔したのか、アンリ氏は「言わないよ、言わないよ」を連呼。「何を言ってもらってもいいけど、僕からはこれ以上話さない」と真顔で締めくくった。
 
 1999年夏からおよそ8年間在籍して、キャリアの全盛期を謳歌したアーセナル時代。それもこれも、北ロンドンの名門への深い愛情を示したかったからにほかならない。

 同番組の前段で、リバプールOBでレジェンドのキャラガー氏が「どんなにカネを積まれたって、私はマンUとエバートンにだけは絶対に行くつもりがなかった」と力説し、アンリ氏が激しく同意する場面があった。その流れを受けて、ついポロリと知られざるエピソードを漏らしてしまったのだろう。

 ちなみにその番組内でアンリ氏は「どんな名将と一緒に仕事をしてみたかった?」と質問され、現在60歳でASローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督の名を挙げた。そのため、英紙『Daily Star』は「ひょっとしたらアンリが言うところの超大型ディールは当時のチェルシーから舞い込んでいたのかもしれない」と勘繰っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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