「序盤は完璧。我々そのものだった」クロップ監督が2-0からの5失点を悔やむ。守護神の痛恨ミスは「あってはならないが…」

2023年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

奇跡の逆転へ、第2レグは「大きなチャレンジになるだろう」

昨季のCL決勝で敗れた“天敵”へのリベンジに燃えていたクロップだったが…。(C)Getty Images

 現地時間2月21日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1レグで、リバプールはレアル・マドリーと対戦し、2-5で手痛い敗戦を喫した。

 序盤は完全にリバプールのペースだった。開始4分でダルウィン・ヌニェスが華麗なヒールシュートで先制点を挙げれば、14分にモハメド・サラーが圧巻のCL6戦連発弾をゲット。あっという間に2点のリードを奪ったのだ。しかし、ここから怒涛の反撃に遭う。

 守護神アリソン・ベッカーの痛恨ミスもあって、前半のうちに同点に追いつかれると、後半開始早々に微妙な判定で取られたFKから、エデル・ミリトンにヘッドで被弾し2-3に。その後も火が付いた相手の攻撃を止められず、カリム・ベンゼマに2ゴールを許し、まさかの大敗を喫した。

 英公共放送『BBC』によれば、ユルゲン・クロップ監督は試合後、「序盤は抜群に良かった。一言で言えば、我々そのものだった。完璧で、まさに我々が望んでいたプレーだった。それにゴール以外も良かった」と、まずは2-0までの場面に言及。そのうえで、以降に関しては次のように語った。
 
「1失点目は高い位置でやや消極的になり、相手を追いかけられなかった。2つ目はドタバタだった。あってはならないが、起こりうることだ。後半最初のシーンは、あれはファウルか? 我々はどう守ればいんだ。それで2-3だ。結局調子を取り戻せなかった。95分間フルに前半のようなプレーをしなければならないし、勢いを取り戻す必要があった」

 非常に厳しい状況とはなったが、諦めるわけにはいかない。ドイツ人指揮官は気持ちを切り替え、敵地サンティアゴ・ベルナベウでの第2レグに向け、決意をこう示した。

「我々はそこに行き、フットボールの試合をする。大きなチャレンジになるだろう。でも、まずはプレミアリーグでのプレーだ。そしてこの試合からしっかり学ばなければならない」

 14年ぶり6度目のCL制覇を果たした2018-19シーズンには、準決勝でバルセロナ相手に初戦を0-3で落としながら、第2レグで4-0と大勝し突破したという経験もある。今度はバルサの宿敵相手に奇跡の大逆転劇を演じられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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