「シャビの興味で議論が再発」久保建英のバルサ移籍をマドリーは断固阻止か。「クボの再獲得に興味なし」から再検討と現地報道

2023年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「状況は全く異なっている」

ソシエダで躍動する久保に古巣のスペイン2強が関心を持っているようだ。(C)Getty Images

 久保建英の活躍は退団した"白い巨人"を悩ませているようだ。

 周知の通り、昨季にレアル・マドリーからレアル・ソシエダへ完全移籍をした久保は、開幕からレギュラーの座を掴み、そのポテンシャルを存分に発揮。直近も3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝くなど、ここにきてさらに凄みを増している。

「今シーズンのリーガで最高の選手のひとり」という声も聞こえるなか、現地スペインではともに古巣であるスペインの2強、R・マドリーとバルセロナへの復帰の可能性が取り沙汰されている。

 マドリー周辺のメディアでは、「再獲得に興味はない」とも報じられるなか、宿敵バルセロナへの移籍を阻止するために、現リーガ王者が動くのではないかとの見方もあるようだ。

 スペインメディア『El Desmarqu』のマドリード版は2月21日、「フロレンティーノ・ぺレス会長はすぐ決断しないとリスクを冒すことになる」と見出しを打った記事を掲載。「彼のチームでそれ(久保)を保持していた時は手放した。そして今、彼が永遠のライバルに行くかもしれないという点で状況は全く異なっている」と報じた。
 
 同メディアは、2019年にマドリーと契約しながら3年間レンタルに出されて退団した久保について、「日本人はマドリーの計画に決して適合しなかった。ペレス会長のエキサイティングな賭けだったが、彼のパフォーマンスは決して期待されたものではなかった。彼が18歳になるとすぐに、マドリーはすぐに彼を連れて行ったが、チームに留まるチャンスはなかった」と回想。

 だが、バルセロナのシャビ監督が日本代表MFを気に入っていると報じられたことで、「フロレンティーノは、再びクボと契約する可能性を検討している」という。

 記事は「クボがバルセロナに行った場合のフロレンティーノの唯一のポジティブな部分は、(ソシエダとマドリーが結んだ条項によってバルサが)マドリーに3000万ユーロ(約42億円)を支払わなければならないということだ」と綴り、こう締めくくっている。

「現時点では、フロレンティーノは彼の復帰については考えていないが、シャビの興味は昨年の夏にレアル・ソシエダに去ったときに解決されたように見える議論を再開する可能性がある」

 もしマドリーが21歳で手放した選手が、バルサで活躍しようものならぺレス会長の面目は丸つぶれだ。それだけは避けたいというのが、本音なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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