セルティックの旗手怜央は、シーズン半ばでの加入だった昨年も早々にインパクトを残した。以降、その成長ぶりはスコットランドサッカー界で確かに評価されている。

　セルティックは週末のリーグカップ決勝で永遠のライバル、レンジャーズと対戦する。移籍後初のオールドファーム（レンジャーズ戦）で大活躍した旗手の存在は、宿敵にとって苦い思い出だろう。

『footballscotland』によると、レンジャーズのレジェンドOBであるバリー・ファーガソンは、『Go Radio』で「180万ポンド（約３億円）だったっけ？　それなのに彼は質の高い選手だと思う。まだプロで３年だ」と話した。

「セルティックが高額を得ることになる選手だよ。（元レンジャーズだけに）夏にそうなることを願っている。スコットランドで最も好調なひとりであることは疑いない。ここ数試合は得点も挙げてきた。ずっとある程度決めてはいたが、増している。週末は静かであることを願っているよ」
 

　さらに元スコットランド代表MFは、「彼は全てを持っている」と賛辞を続けている。

「彼のパスレンジが好きだね。動き回れて、アグレッシブで小柄な選手。試合に入り込み、ゲームのダーティーな側面もこなす。間違いなく、好選手だ。どんどん、どんどん良くなっていると思う」

　シーズンMVP候補のひとりとも称賛される旗手。タイトルが懸かる宿敵との大一番で、再びの活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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