「次の南野になる可能性があるスター」リバプール地元メディア、20歳の大学生アタッカーに注目!「三笘と同じ道をたどる日本人を注視すべき」

2023年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「三笘は財政的利益を得られる賢明な補強戦略の象徴」

U-20日本代表に選出されている熊取谷。浜松開誠館高から明治大に進学した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ブライトンに所属する三笘薫の活躍により、英国における日本人選手への注目度はたしかに高まっている。

 オーストリアのLASKリンツでゴールを量産しているFW中村敬斗に対するリバプールからの関心が伝えられるなか、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は先日、ユルゲン・クロップ監督が率いるチームの中盤強化策として、横浜 F・マリノスのMF藤田譲瑠チマの獲得を推奨している。

 同メディアはさらに2月21日、昨夏までプレーした南野拓実(現モナコ)の名前を挙げ、「リバプールは『ネクスト・ミトマ』を発掘するためにミナミノの移籍を繰り返すべき」と題した記事を掲載。「リバプールはミトマと同じ道をたどっている興味深い日本人有望株を注視する必要がある」と伝えた。

『Liverpool.com』はリバプール戦で「クロップの頭痛の種だった」という三笘について、「現時点でプレミアリーグの最も好調なウインガーのひとりで、リバプールのような財政力のあるクラブにとっては持続可能であり、大きな財政的利益を得られる賢明な補強戦略の象徴だ」と主張。こう続けている。

「何よりもミトマはスマートな補強の象徴であると同時に、サッカーの世界的な興隆の象徴でもある。日本のような国は成長を続けており、かつてサッカーのエリートと見なされていた国とのクオリティの差を縮めている」
 
 そのうえで、明治大のMF熊取谷一星に注目。「ブライトンのウインガーと非常によく似た道をたどっている選手かもしれない。20歳のウインガーであるクマトリヤはミトマと同じく、プロ契約を結ぶ代わりに大学に行くことを決めた」と紹介している。

「最近20歳になったばかりのこの若者は、ミトマが通った筑波大と並んで国内最大の強豪である明治大に通っている。彼はU-20日本代表の常連であり、U-20アジアカップ予選の4試合で2ゴール・3アシストを記録した」

 記事は、「リバプールは彼の成長に注視する必要がある。レッズは大学サッカーから出現する最新の日本人スター、ミナミノの後にリバプールにユニホームを纏い、クロップの次のシンジ(香川真司)になる日本人選手を見つけたかもしれない」と締めくくっている。

 来月1日からウズベキスタンで開催されるU-20アジアカップに挑むU-20日本代表にも選出されている熊取谷。活躍次第ではますます注目度が高まるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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