久保建英の再獲得を巡って古巣のスペイン2強が“場外クラシコ”か。「バルサのシャビが日本人を補強してマドリーに打撃を与える」

2023年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シャビはこの日本人がとても気に入っている」

直近3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝くなどハイパフォーマンスを続けている久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダで躍動する久保建英を巡って、かつて在籍したスペインの2大巨頭が争奪戦を繰り広げる可能性が出てきた。

 直近の3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなどソシエダの攻撃を牽引している久保について、昨夏まで契約していたレアル・マドリー寄りのメディアは、復帰の可能性を連日のように報じている。

 そんななか、スペインメディア『El Desmarqu』のギプスコア版は2月18日、『AS』紙の情報を元に、「シャビはタケ・クボに恋をし、(会長のジョアン・)ラポルタに彼をバルセロナに加入させるように頼む」と題した記事を掲載。久保が9歳から13歳まで下部組織でプレーしたバルセロナのシャビ監督が、日本代表MFの獲得を望んでいると報じた。
 
 同日、バルセロナの専門メディア『FC BARCELONA NOTICIAS』は「マドリーに打撃? シャビはクボのバルサ復帰に取り掛かるだろう」という記事を掲載。「シャビはこの日本人がとても気に入っているようで、彼の獲得に『OK』を与えるだろう。だが、この時点でオペレーションは非常に複雑に思われる」と伝えている。

「バルセロナは、過去 10年間でラ・マシア(バルサの下部組織の総称)を通過した『宝石』のひとりを戻る可能性がある。シャビは彼が好きな日本代表のクボを夏にスカッドに入れて強化し、昨年放出を選んだレアル・マドリーに打撃を与える」

 同メディアはソシエダと2027年まで契約を結んでいる久保の契約解除金が6000万ユーロ(約84億円)であること、ソシエダが久保をどこかのクラブに売却した場合、その移籍金の半分がマドリーに入る契約になっていることを説明。「"クボのケース"はかなり複雑だ」と伝えている。

 現状では、久保が自身のスタイルにマッチし、信頼と出場機会を得ているソシエダを離れるのは考えにくい。ただ、例えば監督が代わるだけで選手の状況が一変してしまうのが現代サッカーだ。これまでも移籍市場で予期せぬ取引が何度も行なわれてきた。21歳のレフティを巡る"場外クラシコ"の行方に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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