現地時間２月13日、プレミアリーグ第23節で10位のリバプールと、18位のエバートンが前者の本拠地アンフィールドで激突。伝統のマージーサイドダービーが開催された。

　直近の公式戦７試合でわずか１勝と、非常に厳しい状態にあるリバプールは、11分にペナルティエリア手前の好位置でFKを獲得。サラーが左足で狙うも、壁にぶち当ててしまう。

　ホームチームはなおも押し込み、17分にはヌニェスのシュート性のクロスにガクポがヘッドで合わせるが、枠を捉えきれない。

　ダイチ監督の初陣となった前節で首位アーセナルを撃破したエバートンは、36分にCKからターコウスキがヘディングシュート。しかし、左ポストに嫌われる。

　ピンチを脱したリバプールは、その流れで高速カウンターを発動。ヌニェスが一気に持ち上がり、ゴール前の中央へクロスを送り込むと、相手守護神ピックフォードがポジションを見誤るなか、サラーがワンタッチで流し込み、先制に成功する。

　データサイト『Opta』によれば、自陣でのポスト直撃からエースがゴールを決めるまで、わずか13秒という早業だった。
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　勢いに乗ったリバプールは、後半に入って49分にも鮮やかな速攻からガクポがゴール。リードを２点に広げる。カタール・ワールドカップで大活躍し、今冬にPSVから加入したオランダ代表FWは、デビューから公式戦７試合目にして待望の新天地初ゴールとなった。

　何とか反撃に出たいエバートンは、61分に両チームを通じて最初の選手交代を行ない、グレイを送り込む。ただ、その後も思うようにチャンスを作れず、耐え凌ぐ展開が続く。

　対してリバプールは69分に、得点こそ奪えなかったもののキレのある動きを見せていたヌニェスを下げ、ジョッタを投入。怪我から４か月ぶりに復帰を果たしたポルトガル代表FWには、ホームサポーターから大声援が送られる。

　さらに80分には、同じく故障明けのフィルミーノと、ミルナーもピッチに入る。すると、直後に三度カウンターを発動。最後はエリア内でサラーがシュートを放つも、ターコウスキの決死のブロックに遭う。

　試合はこのまま２－０でタイムアップ。リバプールが宿敵相手に快勝し、プレミアリーグでは12月30日のレスター戦以来、５試合ぶりに白星を挙げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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