プレミアリーグのここ５戦で４得点と爆発しているブライトンの三笘薫に注目しているのは、英国のメディアだけではない。

　スペインメディア『todofichajes.com』は現地２月９日、「プレミアに革命を起こす『ドリブル博士』ミトマ」と題した記事を掲載。「ワールドカップ後の直近７試合で５ゴールを決めた日本人は、大学時代にドリブルに関する論文を書いた」と紹介。こう続けている。

「2022－2023シーズンのプレミアリーグで"発見された"チームはブライトンであり、その大部分はミトマのおかげだ。日本人ウインガーはここ３試合連続で得点を挙げ、うち２試合は試合終盤で、チームに３ポイントを与え、FA カップからリバプールを排除した。ミトマは週末毎に革命を起こしている。25歳の彼はキャリア最高の瞬間にいる。彼がこの成長を続ければ、ブライトンに長く留まる可能性は低い」
 

　同メディアは、川崎フロンターレの昇格を断って筑波大に進学し、ドリブルに関する論文を書いたことを紹介し、「その研究により、彼はプレミアリーグで 90 分ごとに2.47回という、３番目にドリブルを成功させたプレーヤーになった」と伝えている。

　記事はプロ入り後の成績やキャリアに触れたうえで、「（レアンドロ）トロサールが去った後、彼はチーム内で注目を集めるようになり、最も決定的な選手のひとりになった。（ロベルト）デ・ゼルビ監督は、選手に幻覚を起こさせる。彼（ミトマ）は素晴らしいプレーをしていないと思っていても、フィールドにいる場合、彼の代わりになるのは不可能だ」と絶賛している。

　他国からも"替えの利かない存在"として、小さくない注目を浴びている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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