ドイツで戦うサムライ戦士の目の前で起こった"爆発"が、再脚光を浴びている。

　事件が起こったのは2011年12月16日。ブンデスリーガ第16節、バイエルン・ミュンヘン対ケルンでの出来事だ。ホームのバイエルンがゴール前の好位置でFKを獲得。味方が触り、横にずらしてからダニエル・ファン・ブイテンが右足を豪快に振り抜くと、なんとボールが破裂したのである。

　中から見たことのないような灰色の"具"が飛び出したボールは、不規則にバウンドしてペナルティエリア内左でストップ。アリエン・ロッベンは、驚いた表情で拾い上げる。

　そこに近寄ったのが、当時ケルンに在籍していた槙野智章だ。ロッベンと２人で、見るも無残な姿になったボールを触り、苦笑いを浮かべた。
【動画】前代未聞のボール大爆発！そこに近寄ったのはロッベンと槙野

　それから11年――。バイエルンの公式ツイッターは、この珍プレーに再び光を当てる。ファン・ブイテンが45歳の誕生日を迎えた２月７日に「ハッピーバースデー、ダニエル・ファン・ブイテン！ボール爆発シュートを振り返ろう」と綴り、映像を公開したのだ。
 

　すると、当時の日本代表DFが"主要キャスト"の１人として登場しているとあって、日本のファンも続々とコメント。次のような声が寄せられた。

「槙野いるじゃん笑笑」
「選んだ動画これかよww」
「どうなってのこれ」
「もし現実世界でコナン君のキック力増強シューズを使ったら…」
「ファン・ブイテンはまじでイケおじすぎる」

　また、８日夜には槙野本人も反応し、「おー！この試合懐かしいし、この時ボールが破裂したんだよなぁ。０－３で負けたなぁ。笑」と感慨深げに振り返った。

　稀代のエンターテイナーとして人々を魅了した後、昨シーズンいっぱいでユニホームを脱いだ槙野。どこまでも"もっている"男だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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