「耳を塞いでいる選手もいた」宇佐美貴史が昨季のアキレス腱断裂の瞬間を回想。復帰戦も「恐怖を拭えなかった」

2023年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「近場にいた選手も『音聞こえた!』『早く担架!』って」

昨シーズン、アキレス腱断裂の大怪我を負った宇佐美。負傷の瞬間を振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ガンバ大阪の宇佐美貴史が2月8日、那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演。昨シーズンの序盤に負ったアキレス腱断裂の瞬間を振り返った。

 宇佐美は昨季、「チームとしてのサッカーも良くなってきていた」と手応えを感じていたなか、3月6日のJ1第3節・川崎フロンターレ戦でアキレス腱断裂の大怪我を負った。

 10月1日に行なわれた31節・柏レイソル戦で7か月ぶりに復帰を果たしたが、「(アキレス腱を)切った瞬間の恐怖というのを拭えなかった」という。

 怪我を負った瞬間について、那須氏が「え、そのなにもう、ブチッ!って音が聞こえる感じ?」と質問すると、宇佐美は「すごいっすよマジで」と次のように回想した。
 
「周りの川崎の選手で、近場にいた選手も『音聞こえた!』『早く担架!』って言ってくれていたし、耳を塞いでいる選手もいました。足首から下が外れる感じで、自分は前進しているのに、それ以外の足首から下は全部地面に沈んで落ちて、衝撃が凄すぎて自分はあまり音とかは聞こえなかった。どこを怪我したのかが分からないくらい、アキレス腱からふくらはぎが全部痛かったです」

 その後、担架で医務室に運ばれ、ソックス脱いだところ、足首が異様な形に変形していたという。

「アキレス腱が陥没していたんです。それを見たときに先生がすぐ『あぁ切れているな』って。次の日にはもう、全身麻酔を打たれて眠っていましたね」

 苦難の昨シーズンを乗り越えた宇佐美は今季、キャプテンに就任し、かつて遠藤保仁(現磐田)が背負っていた7番を継承。昨年の悔しさを晴らす活躍はなるか、期待が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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