「何で日本人に教えられなきゃダメなの?」サガン朴一圭が朝鮮大学校時代の“恩師” との出会いを明かす「今思うと…」

2023年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何を言っているんだ?と思うけど」

朴が学生時代について語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 サガン鳥栖のGK朴一圭が、FC琉球時代の同僚で元日本代表FWの播戸竜二氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。自身の学生時代を語った。

 在日韓国人として生まれて2022年に日本に帰化した朴は、学生時代を朝鮮学校で過ごした。高校生年代の東京朝鮮中高級学校までは目立った結果を残せず、その後に進学した朝鮮大学校で、飛躍のきっかけを掴んだ。

「4年間がすごく充実していた。そこで一気に『プロになれるかも!チャレンジできるのでは』という自信がついた」

 朝鮮大学校の頃のGKコーチは、現在も指導し続けている野口正彦氏。朴が「僕の1人目の恩師」と崇める同コーチは、東京都のサッカー協会から派遣されていたという。

 ただ、朴は野口コーチを"受け入れる"のに時間がかかったと明かす。当時は"尖っていた"ためか、「失礼なことを言っていた」という。「ちょっと覚えていない」「今は何とも思っていない」としたうえで、当時の態度をこう振り返る。
 
「何で日本人に教えられなきゃダメなの?」

「今思うと、何を言っているんだ?と思うけど」と笑いつつ、朝鮮大学校で日本人が指導するのが異例だったと明かした。

 そんなスタートだったが、この出会いが大きかったようだ。プレー面では「当たり前のことは、まず当たり前にできるようにしよう」という方針で、キャッチングやセービングなど基本技術を磨いた。

 また、人間性では"応援される選手に"と教え込まれたという。「言い方を考えなさい。その言い方で誰がお前をリスペクトする?」などと指摘されたとして、「パーソナルな部分を指導された」と振り返った。

 こうした指導に対して、朴は「すごく良かった」と感謝を表した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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