プロ1年目の開幕戦、槙野智章は「ベンチにいるのに、足ふるえている」。ピッチでは内田篤人が躍動「マジですげーって思ってた」

2023年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

かたやフル出場、かたや出番なし

槙野氏(右)がルーキーイヤーのJ開幕戦を回想。内田氏(左)の華々しいデビューを称えた。(C)SOCCER DIGEST

 同世代のデビュー戦に、羨望の眼差しを向けていた。

 元日本代表の内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に、昨季限りで現役を退いた槙野智章氏がゲスト出演。17年前のルーキーイヤーを振り返った。

 2006年、内田氏は清水東高を卒業後に鹿島に加入。槙野氏は広島ユースからトップ昇格。同シーズンのJ1開幕戦で、広島のホームに乗り込んだ鹿島が4-3で接戦を制した。

 この試合で、内田氏は高卒ルーキーながら先発フル出場。果敢な仕掛けで先制点につながるPKも奪取した。一方の槙野氏はベンチ入りも出番はなかった。

「俺、ベンチで、(内田氏は)スタメンだった。しかもPKを奪って」
 
 この時ばかりは、両者の立場は異なっていた。ただ、槙野氏は「悔しいとかなくて、マジですげーってずっと思ってた」と回想する。

「俺、足ふるえていたもん、ベンチで。ベンチにいるのに、足ふるえているのよ。でも(内田氏は)プレーしている。PKを取ってる。勝つ。すげーなって」

 キャリアのスタートの時点では差があったかもしれないが、世代別の常連だった2人は翌年、U-20ワールドカップに出場。その後、大会は違うが、A代表ではともにワールドカップにも出場するなど、日本を代表するDFとして活躍した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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