「森保監督はミスをした」「引き出しを減らした」闘莉王がカタールW杯で日本代表に選ぶべきだった選手をズバリ!続投には賛成なワケは…

2023年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「結果オーライだと言わざるを得ない」

カタールW杯を戦う森保ジャパンには大迫(写真)必要だったと闘莉王氏が主張した。写真:滝川敏之

 元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、Y.S.C.C.横浜のMF松井大輔のYouTubeチャンネルにゲスト出演。カタール・ワールドカップを振り返り、森保一監督の選手選考や日本代表の戦いぶりについて語った。

 闘莉王氏は、カタールW杯に向けた森保監督のメンバー選びを、「ちょっと間違ったのかな」「引き出しがちょっと少なかった」と辛口で評価する。

 松井から「もし自分が監督だったら」というテーマを振られれば、試合の流れのなかで必要な引き出しを持つ重要性に言及。その意味で、森保監督がヴィッセル神戸の大迫勇也を選ばなかった点に疑問を呈した。

 2018年のロシアW杯でも存在感を示した"半端ない"ストライカーについて、闘莉王氏は「調子が上がっていた」と見ていた。さらに、大迫のように前線でキープできるタイプのFWを連れていかなかったために、「引き出しを減らした」と指摘する。
 
「最後の最後に守りだけではなく、ボールを持ちながら守ろうとなったら、大迫みたいなキープできる人が必要。自分たちの時間が作れないなかで、ちょっと時間を作りたいと思ってキープできる人は、やっぱり必要。使ったフォワードは、誰もできない」

"闘莉王監督"からすると「守備ばっかりするフォワードはいらない」とバッサリ。「別に10人で守れる。キーパーを含めて」として、森保監督がカタールW杯で採用した1トップの場合は、キープ力や攻撃力が重要だと主張した。

「役割が違う」として、「そういうところでは、森保監督はミスをした。自分だったらそういうことはしない」と納得がいかない様子だった。

 もっとも、「結果を出してくれたので、結果オーライだと言わざるを得ない」とも闘莉王氏は語る。少なからず戦い方に物足りなさはあったようだが、「ワールドカップの盛り上がり、ドイツとスペインを相手に、あれだけのサッカーができた。それは本当に合格点」として、続投には賛同した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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