パリSG、移籍最終日にチェルシーからモロッコ代表ジイェフを獲得へ!レンタル移籍で合意と報道

2023年02月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

パリSG悲願のCL制覇へ「切り札」となれるか

チェルシーでは90試合に出場し、14ゴール・11アシストを記録したジイェフ。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンが移籍市場最終日の現地1月31日、チェルシーからモロッコ代表のハキム・ジイェフを獲得することになった。

 このモロッコ代表のファンタジスタを巡っては、ニューカッスルやエバートン、ローマなどが獲得に名乗りを上げたが、パリSGが制した形だ。

 現地メディアは、今シーズン終了までの買い取り義務などのオプションは付随しないレンタル契約でチェルシーとパリSGが合意に達したと伝えている。レンタルフィーは300万ユーロ(約4億2000万円)で、今シーズンの残りの給与もパリSGが負担することになるとのこと。

 ジイェフはこのクラブ間で合意が達する前にパリ入りし、メディカルチェックを済ませていた模様だ。

 ジイェフは、先のカタール・ワールドカップで母国モロッコをアフリカ勢初のベスト4へと導く活躍を披露。ただ、クラブでは今シーズンの公式戦15試合(先発は10試合)に出場してノーゴールと低調なパフォーマンスが続き、ベンチを温める時間が増えていた。
 

 今冬の移籍マーケットでチェルシーは、ジョアン・フェリックス(←アトレティコ・マドリー)やミハイロ・ムドリク(←シャフタール・ドネツク)とアタッカーを立て続けに獲得。ジイェフの出場機会はさらに限定的になると見られていた。

 パリSGではキリアン・エムバペ、リオネル・メッシ、ネイマールの「MNMトリオ」がファーストチョイスであるものの、前線の控えはパブロ・サラビアをウォルバーハンプトンに放出したこともあり、20歳のユーゴ・エキティケのみと駒不足に陥っていた。

 パリSGがジイェフに期待するのは、昨夏にユベントスへ移籍したアンヘル・ディ・マリアのような役回りだろう。エムバペ、メッシ、ネイマールの誰かが怪我やサスペンションで出場できない場合に、前線のクオリティを担保するアタッカーとして打ってつけの人材と言える。

 チェルシーでは鳴りを潜めたが、個人での打開力、右から切り返しての左足のピンポイントクロスや強烈なミドルシュートはワールドクラスなだけに期待は膨らむ。

 悲願のCL制覇へ、パリSGは最高の「切り札」を手に入れたかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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