より親密な関係性に。横浜FCの絶対的エース小川航基が語る“コーチ”中村俊輔「アドバイスをもらいやすくなった」

2023年01月29日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「去年と話している内容は一緒かもしれないですけど…」

チームメイトからコーチになった俊輔(左)について、小川(右)は「逆に、親近感がわく」と語る。(C)SOCCER DIGEST

 2022年シーズンを最後に、"稀代のファンタジスタ"中村俊輔は、横浜FCで26年間のプロ生活に幕を下ろした。

 引退後、俊輔は横浜FCのトップチームコーチに就任して、指導者としてのキャリアをスタート。磐田時代も含めて昨季までは「チームメイト」、今季からは「コーチと選手」として接する小川航基にとって、桐光学園高の先輩でもある俊輔はどんな存在なのか。

「(俊輔が)選手の時は、選手同士ということで、言い方を変えればライバルでもあるなかで、どこまで聞いていいのか、どこまで親密に深くしゃべったらいいのか」
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 そうした微妙な距離感で、少なからず「選手同士の感覚では話せなかったこと」もあったようだが、今では「よりいっそう、話しやすくなった」という。

「去年も、この時はどうすればいいんですかとか聞いたりしていましたけど、もっとこう、しゃべりやすくなったというか、アドバイスをもらいやすくなりました。逆に、親近感がわくというか。もしかしたら、去年と話している内容は一緒かもしれないですけど、なんか感覚は違いますね」

 日本サッカー界で一時代を築いた男が、その経験を後進たちに伝えていく。横浜FCの絶対的エースである小川も、先達の教えを受け、さらなる成長と進化を期す。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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