「プロ意識の高さでローマの歴史に名を残す」中田英寿、46歳誕生日に伊メディアが回想!「今の選手を考えると異質」と評した点は?

2023年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「わずかな選手にしかできないプレーを見せられた」

ローマ時代の中田。スクデット獲得の寄与した。(C) Getty Images

 1月22日、元日本代表の中田英寿氏が誕生日を迎えた。

 イタリアのメディア『footballnews24』は同日、「首都を魅了した日本人」と題した記事で、46歳になった元ローマMFのセリエAでの経歴を振り返っている。

 1998年にペルージャに移籍し、三浦知良に続く2人目のセリエA日本人選手となった中田は、ユベントスとの初戦で2得点を挙げる華々しいデビューを飾ると、1年目から二桁得点をマークした。

 この活躍を受けて1999-2000シーズン途中には名門ローマへ移籍。フランチェスコ・トッティとのポジション争いや外国人枠の問題もあり、思うように出場機会を得られなかったが、2000-01シーズンにはクラブ史上3度目のスクデット獲得(セリエA優勝)に貢献する。

 タイトルを争っていたユベントスとの天王山でトッティと代わって途中出場し、ゴールを決めるとともに同点弾をお膳立てし、2点ビハインドだった試合を2-2のドローに持 ち込んだ活躍は今でも語り草となっている。
 
 翌シーズン、出場機会を求めてパルマに移籍した中田氏は、その後ボローニャ、フィオレンティーナにも在籍。イタリアの5クラブに所属し、セリエA通算182試合出場で24得点、13アシストを記録した(『Transfermarkt』より)。

 footballnews24は「わずかな、ほんのわずかな選手にしかできないプレーを見せることができた、洗練された格のある選手だった」と評し、日本が生んだレジェンドをたたえている。

「プレーやパフォーマンス、だが何よりも、決して表に出ようとせず、常に影であろうとしたプロ意識の高さでローマの歴史に名を残した。すぐにマイクの前に立ったり、SNSで表に出たりする今の選手たちを考えれば、異質のMFだった」

 当時世界最高峰のリーグだったセリエAで活躍し、その後の日本人選手が欧州に移籍する道を切り開いた中田氏。偉大なる功績を残したレジェンドには、今でもスポットライトが当てられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】スクデットを手繰り寄せる衝撃の一撃! 中田英寿がユベントス戦で決めたスーパーミドル弾

 
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!

【PHOTO】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

次ページ【動画】スクデットを手繰り寄せる衝撃の一撃! 中田英寿がユベントス戦で決めたスーパーミドル弾

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事