百戦錬磨のストライカーも思わず唸った。

　現地１月21日、プレミアリーグ第20節のレスター・シティvsブライトン戦が行なわれ、壮絶なゲームは２－２のドローで幕を閉じた。その一戦の均衡を破ったのが、ブライトンの日本代表MF三笘薫だ。

　27分だった。定位置の左サイドでボールを受けると、マーカーひとりを交わして鋭く中央へ切れ込む。およそゴール前20メートルの位置から放ったコントロールショットは、ものの見事にファーサイドのネットへ突き刺さった。
 

　衝撃的なゴラッソに、『ABEMA』でライブ解説を担当していた元北朝鮮代表FWの鄭大世も感嘆の声を上げた。「えっ!? え～～！　ミトマってるとかのレベルじゃないじゃないですか、これ」と驚きを表現し、「プレミアでこれやっちゃうんですからねぇ……もうバケモンですよ」と称えた。その後も攻撃だけでなく守備での貢献度も高い三笘を終始評価。「Ｊリーグではこんなゴール観てませんよ」「日本代表のエースになる」と持ち上げ、「ビッグクラブに行ってほしいし、行って活躍できると思う」と太鼓判を押した。

　三笘はここまでリーグ戦14試合に出場して４得点・１アシスト。カタール・ワールドカップ後の直近５試合で３点目と絶好調をキープしている。終了間際の同点弾で引き分けに持ち込んだブライトンは、暫定６位に浮上している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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