新シーズン開幕に向けて沖縄キャンプを行なうJ２のFC町田ゼルビアは１月19日、黒田剛新監督の下、今季初のトレーニングマッチで２－１の勝利を飾った。

　青森山田高で長年、指導者として過ごし、同校を全国屈指の強豪へと育て上げた高校サッカー界の名将・黒田監督は、今シーズンから町田の指揮官に就任。異例の転身をした黒田監督は、就任発表時、クラブの公式サイトを通じて「長きに渡り培ってきた『勝者のメンタリティ』はどのカテゴリーであっても、失われるものではないと信じております。これからは、FC町田ゼルビアの勝利のために全力を尽くす所存です」と意気込みを示していた。
 

　そんな新指揮官にとってプロクラブを率いての初めての実戦、45分×２本で行なわれたJ１北海道コンサドーレ札幌との練習試合は、開始５分に黒川淳史のゴールで先制。18分に同点に追いつかれるも、２本目の９分に荒木駿太がネットを揺らし、この１点のリードを最後まで守り切った。

　悲願のJ１昇格へ向け、幸先の良いスタートを切った町田。黒田監督の手腕にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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