「一番ヤバいと思った」内田篤人が“権田の18秒”より印象に残ったプレーとは?「キャッチしたやつ、権ちゃんが」

2023年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン戦の終盤、決定的なピンチで見事なセーブ

権田(左)が内田(右)にスペイン戦について語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表GK権田修一が、YouTubeチャンネル「内田篤人のSDGsスクール!」に出演。内田氏と、カタール・ワールドカップの印象に残ったプレーについて語り合った。

 内田氏は、"権田の18秒"として注目を集めたドイツ戦(2-1)の4連続セーブにも触れつつ、特に印象に残ったプレーでは別のシーンを挙げた。

「一番ヤバいと思ったのは、スペイン戦(2-1)の後半の、同点になりそうなシュート。ワンツーで崩されたあとの。キャッチしたやつ、権ちゃんが」

 ダニ・オルモがフェラン・トーレスとの素早いパス交換でペナルティエリアに侵入。至近距離からファーサイドを狙ったシュートを放つ。内田氏は「終わったと思った」が、権田がしっかりとキャッチしてみせた。

 内田氏にダニ・オルモのシュートコースを読んでいたかを尋ねられた権田は、「読んではない」と否定しつつ、以下のように説明した。

「でも、オルモ選手の映像をすごく見ていて。ああいう時に、けっこう試合の終盤って、最初から飛ばすので疲弊している。序盤は余裕を持ってニアを打てたりするけど、終盤は一杯一杯でファーに打つイメージはちょっとあった。先には動いちゃいけないけど、6:4くらいで右(ファー)の準備はしていた」
 
 そうした情報は、自身がJリーグでプレーしていてドイツやスペインの選手の特徴が分からないハンデを埋めるためと、「海外のサッカーを見るのがもともと好き」なだけに、対戦国の試合映像をたくさん見て、集めたと明かした。

 そして、権田は自身が選ぶベストプレーにも同様に、ダニ・オルモのシュートへのキャッチをチョイス。「キャッチするって、弾くよりも、もう一つチャレンジしないといけない」として、「しっかりキャッチできたのは、自分の中でもう一個上」と満足感を示した。

 また、ドイツ戦、スペイン戦ともリードして迎えた終盤については、「長かった」としつつ、「スペイン戦は後ろから見ていて、みんなへの安心感が凄かった」と振り返る。

 その理由に、選手間のコミュニケーションを提示。左右のサイドともに選手たちが指示や確認をして、「ずーっとしゃべっている。コミュニケーションを、みんながとっているから穴がない」「後ろから見ていてやられる感じが無かった」とチームメイトを称えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】権田修一が内田篤人にカタールW杯を語る。スペイン戦終盤、「やられる感じが無かった」ワケ

【PHOTO】際立つデザインがずらり! Jクラブの2023年シーズン新ユニホームギャラリー

【W杯PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら"WAGs"を一挙紹介!

【W杯PHOTO】ベッカム、ロナウド、スナイデル…豪華な面々が勢揃い!カタールを訪れた各国の歴代レジェンドを一挙紹介

次ページ【動画】権田修一が内田篤人にカタールW杯を語る。スペイン戦終盤、「やられる感じが無かった」ワケ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事