「自分が25歳ではないと気付け」“アラフォー”C・ロナウドにマンUレジェンドが喝!「ギグスやマルディーニも…」

2023年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身は31歳の誕生日前日に引退

マンU7番の後輩C・ロナウド(右)に喝を入れたカントナ氏(左)。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBエリック・カントナ氏が、英メディア『Manchester Evening News』のインタビューに対応。自身の古巣を退団し、今冬にサウジアラビアのアル・ナスルに加入したクリスティアーノ・ロナウドについて語った。

 現在56歳の元フランス代表FWは、オールド・トラフォードでゴールを量産し、ユナイテッド在籍5シーズンで実に4度のプレミアリーグ制覇に貢献。また、本人いわく「母国に帰れ」と言われ、クリスタル・パレスのファンにカンフーキックをして受けた長期処分は、語り草となっている。

 キャリアを通じて数々の伝説を打ち立てたが、現役引退は31歳の誕生日前日と、スター選手の中ではかなり早い部類だった。カントナ氏は、来月に38歳となるC・ロナウドの"延命"はあまり快く思っていないようだ。

「2種類の選手がいる。自分がまだ25歳だと思い込み、全試合に出たがる者、そして25歳でないと自覚し、若手を助けるためにいる者だ。彼らは毎試合は出られないと理解している。ズラタン・イブラヒモビッチはミランでそうしているし、ライアン・ギグスやパオロ・マルディーニもそうしてきた。だがロナウドは気付いていない。彼は25歳ではないんだ」
【動画】サポーターにカンフーキック炸裂!カントナの前代未聞の行動をプレイバック
 そのうえでカントナ氏は「自分が置かれた状況を受け入れないと。フットボールだけはない、全てにおいてそうだ」と言い、自身同様にレッドデビルズのエースナンバー「7番」の系譜を継ぐ後輩に良識ある行動を促している。

「30歳の頃のように速くは走れないのだから。それにいつか死ぬことも受け入れないと。受け入れ難いけれど、そうしなければならない。キャリアの終わりは、死ぬようなものだ。小さな死だ。別の章をスタートさせなければならない。死ぬ前に年をとっていく現実を受け入れる必要がある。自分がやっていることができなくなるのだ。

 80歳まで歌えるし、80歳まで俳優ができるが、サッカー選手やスポーツ選手は、30歳、33歳を過ぎると、肉体的に日々難しくなっていく。それを受け入れるか、引退するか、あるいは若い世代を助けると言うしかない」

 CR7の中東での役割は、欧州時代から少なからず変化が見られるのだろうか。それともこの先も、ひたすら我が道を行くのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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