90分を通じて集中を保つのは、容易なことではない。だが、古橋亨梧を相手に気を緩めることは、ほんのわずかでも許されないようだ。

　キルマーノックのアッシュ・テイラーは、古橋を抑えるのは大変なことだと賛辞を寄せている。そのプレースタイルから、このサムライ戦士との勝負は「猫とネズミが遊んでいるようだ」と評した。

　１月７日のスコットランドリーグ第21節で、キルマーノックは古橋にゴールを許さなかった。両チームは14日、リーグカップ準決勝で再び対戦する。

『THE SCOTSMAN』によると、テイラーは「彼はとてもシャープだ。ちょっとしたディテールを狙おうとしている」と、警戒を露にした。

「背後からこちらを引きつけ、一気にスペースに飛び出すというのが多い。猫とネズミが遊んでいるような感じのときがあるんだ。スイッチを入れておかなければいけない」

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　古橋とセルティックを抑えることは「可能であり、僕らは週末にそれを見せた」としたうえで、テイラーは「でも一瞬の隙を突かれるところが何度かあった」と続けている。

「一瞬たりとも気を抜けない。そうじゃないとやられる。次の週末はもう少し抑えられるようにし、もっと集中を保てるようにしたいね」

　前回の対戦ではネットを揺らせなかった古橋だが、それまでは４試合連続で５ゴールを挙げており、リーグの得点ランク首位に立つなど好調だ。キルマーノック守備陣にとって、脅威となる存在であることは変わらない。

　昨季マークした公式戦20得点まで早くもあと４ゴールと迫っている27歳は、さらに量産態勢へと入ることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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