「1500万とかでも、凄い選手はいっぱいいる」城彰二がJリーグへの“秋春制”導入のメリットを主張!課題の降雪対策は?

2023年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実際にできないわけではない。それをやるべきだと思う」

城氏がJリーグのレベルアップのための案を語った。(C)Getty Images

 元日本代表FWの城彰二氏が、1月11日に自身のYouTubeチャンネルを更新。Jリーグの改善策を語った。

 まず、Jリーグ黎明期の繁栄について言及した城氏は、自身がデビューしたジェフユナイテッド市原(現・千葉)に在籍していた元ドイツ代表のピエール・リトバルスキーや、ジュビロ磐田でプレーした元ブラジル代表のドゥンガら世界的スター選手の名を挙げ、「間違いなくそこで日本が一気にレベルアップした」「これってやっぱり、彼らのおかげ」と振り返った。

 その後、日本の経済状態の悪化で、有名選手を海外から獲得できなくなったと分析。その上で「レベルアップするためには、色々と循環をしないといけない」と主張。Jリーグの良さや選手の質の高さを認めつつも、「海外を比べるとまだ低い」と見立てた。

 そして、レベルアップの案として「開催時期をやっぱり世界時計に合わせて、マーケットを同じ開きにしないと」と"秋春制"の導入を提案。自身が横浜F・マリノスからスペインのバリャドリーに移籍した際、"春秋制"のJリーグが閉幕した11月に休みが無いまま渡西したのを引き合いに出し、「すごく難しいし、逆もそう」と根拠を述べる。
 
 さらに、開催時期を合わせるメリットを、こう熱弁した。

「本当にたくさんいる。海外の選手で、良い選手が。安い選手もいっぱいいる。(年俸が)2000万(円)、1500万(円)とかでも、凄い選手はいっぱいいる。日本に興味のある選手もたくさんいる」

 また、日本は雪が多いために冬にも試合がある"秋春制"は難しいという意見に対しては、札幌ドームがホームスタジアムの北海道コンサドーレ札幌や、ドイツのリーグが参考になると反論。具体的には、冬季期間の休みの設置や、スタジアムへの雪を溶かす機材の導入など「いろいろな方法がある」と見解を述べた。

「お金を投資しないといけないけど、実際にできないわけではない。それをやるべきだと思う。協会が補填しながらでも良いし。自治体ともっときちんと話し合いをしたりして。そういうものを作っていただくとか。交通整理の問題もあるけど。クリアにならないことはない」

 城氏は、"秋春制"の移行はメリットのほうが多いと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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