オランダ１部AZが現地時間１月４日、菅原由勢が10月のユトレヒト戦（２－１）で挙げた一発が、同クラブにおける2022年のゴール・オブ・ザ・イヤーに選出されたと発表した。

　本職は右SBながら、今季は右ウイングとして起用されることの多い22歳は、ここまで３ゴール・５アシストをマーク。前田直輝も先発し、日本人対決が実現したユトレヒト戦でのゴールは、鋭い切れ込みから左足で叩き込んだストライカー顔負けのゴラッソだった。

　受賞を受け、菅原は「アタッカーが獲るケースが多い賞なので、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした。パンテリス・ハツィディアコスから右足でボールを受けたら、ディフェンスが付いてきたので左足になったのですが、左足は弱いんです。とにかく自信を持って、ラインを見て、シュートしました」とコメントしている。
【動画】冷静な切り返しから"弱い"左足で圧巻のフィニッシュ！菅原が叩き込んだ2022最優秀弾

　また、同日には自身のSNSを更新。「#年間最優秀ゴール賞」「#その瞬間まで知らなかった」「#自分サイドバック」「#可能性は無限大」「#FWの選手達なんでお前なのみたいな顔するのやめて」と添え、ユーモアたっぷりにこう綴っている。

「2022年の年間ゴール賞を受賞しました！まさかのまさかですが素直に嬉しいです！この賞がある事も選ばれる事も知らなかったので笑。新年、良い形でスタートできそうです！今年もサッカーに全力を注ぎます！」

　昨年は東京五輪に続き、カタール・ワールドカップのメンバーから落選。２年連続で悔しさを味わったなか、2023年は幸先の良いスタートを切った。ポスト酒井宏樹の有力候補とも目される菅原は、この１年で代表でも確かなインパクトを残せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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