[高校選手権準々決勝] 佐野日大０－４岡山学芸館／１月４日（水）／等々力陸上競技場

　１月４日に高校サッカー選手権の準々決勝が各地で開催。等々力陸上競技場では佐野日大（栃木）と岡山学芸館（岡山）が対戦した。

　試合開始から岡山学芸館がボールを握り、対する佐野日大が５枚のディフェンスラインなど堅い守備で対抗する展開。そのなかで、先制したのは岡山学芸館だった。前半12分、右サイドからのクロスボールをFW今井拓人が落とすと、MF田口裕真が左足を一閃。ミドルシュートをゴールに叩き込んだ。

　その後も岡山学芸館が攻勢を強めて、前半18分にはDF福井槙のロングスローのこぼれ球に反応したMF山田蒼、同分にFW今井拓人が立て続けにシュートを放ったが、佐野日大のGK平岡倖輝に阻まれた。

　対する佐野日大は、前半34分にDF大野結斗のロングスローからの流れのなかで、FW大久保昇真がミドルシュートを打ったが、ボールは枠を捉えられず。前半は１－０、岡山学芸館のリードで折り返しとなった。
 

　ハーフタイムに動いたのは佐野日大。FW中埜信吾を投入してボールを握る時間帯もあったものの、得点をあげたのは岡山学芸館だった。後半13分、左サイドでCKを獲得すると、デザインされたショートコーナーから山田のシュートは平岡に弾かれたが、これに反応した今井が右足を振ってゴールに突き刺した。

　反撃したい佐野日大は、敵陣で大野の再三のロングスローから打開を試みる。後半31分には途中交代で入ったMF江沢匠映のロングスローの流れから、大久保が決定機を迎えたが、岡山学芸館のGK平塚仁のビッグセーブに阻まれた。

　ピンチをしのいだ岡山学芸館は、直後の後半32分に交代で入ったMF木下瑠己がファーストタッチで見事にゴールをゲット。さらに、後半40＋４分にはFW田邉望がPKを決めて突き放した。

　岡山学芸館が４－０で勝利して、初のベスト４に進出。次戦は１月７日の準決勝、国立競技場で青森山田（青森）と神村学園（鹿児島）の勝者と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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