「彼はニューカッスルでCLに出るつもりだ」C・ロナウドとアル・ナスルが交わした驚きの“裏レンタル契約”をスペイン紙が報じる

2023年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チャンピオンズリーグの“フェチ”だ。固執している」

アル・ナスルと年俸総額280億円の超大型契約を交わしたC・ロナウド(左)。本当に“裏契約”は存在するのだろうか。(C)Getty Images

 もしニューカッスル・ユナイテッドが来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を手に入れたなら、クリスティアーノ・ロナウドがレンタルで電撃加入するかもしれない。そんな驚きのニュースを報じたのは、スペイン紙の『MARCA』だ。

 ポルトガルの英雄はカタール・ワールドカップ開幕直後の11月22日、マンチェスター・ユナイテッドとの契約解除が発表された。欧州のビッグクラブをメインに新天地を探したものの、やはり加齢と高額すぎるサラリーがネックとなり、色好い返事はいずれからも得られず。そんななか、CR7は長らく熱烈オファーを送り続けていた中東クラブとの超大型契約を決断したのだ。

 サウジアラビアの強豪アル・ナスルとの契約期間は2025年6月までの2年半で、年俸はコマーシャル料などを含めて総額2億ユーロ(約280億円)近くにのぼるという。切望した欧州でのプレー続行を諦めて、莫大なサラリー獲得に割り切った感さえあり、メディアはこぞって「都落ちだ」と評した。

 だが、どうやら稀代のスーパースターの野望はついえていなかったようだ。『MARCA』紙は「ロナウドが来シーズンのチャンピオンズリーグでプレーできる条項が存在」と銘打ち、次のようのレポートしている。

「ロナウドは、大のお気に入りであるチャンピオンズリーグでの挑戦を諦めてはいない。もし(プレミアリーグで)ニューカッスルが4位以内に入って出場権を獲得すれば、アル・ナスルからローンで貸し出されるだろう。ロナウドとの契約には、そんな特別条項が盛り込まれている。彼はニューカッスルでチャンピオンズリーグに出るつもりだ」
 
 昨年10月、サウジアラビアの政府系ファンドがニューカッスルの経営権を取得した。急速にチーム力を積み上げ、今シーズン開幕前には積極補強を展開して戦力も着々と充実。エディ・ハウ監督の下で洗練されたスタイルを追求しており、1月2日時点のプレミアリーグで堂々3位に付けている。

 もしこのままチャンピオンズリーグ出場を果たすようなら、サウジアラビア政府の鶴の一声でレンタル移籍が成立する、ということか。『MARCA』紙は「彼はチャンピオンズリーグの"フェチ"だ。固執している。これまでに通算140ゴールを決めているが、リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が129ゴールと11点差に迫っている。まだまだあの大会でゴールを決めたいのだ」と皮肉を込めた。

 攻守にバランスの取れた組織的なサッカーで結果を出しているニューカッスル。欧州最高峰の舞台へのチャレンジが現実を帯びるなか、その流れにピッチ内外でのエゴイスティックな振る舞いの目立つC・ロナウドが加わればどうなるのか。情報が確かで、本当にレンタル移籍が実現したならば、特大の物議を醸しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【PHOTO】世界有数のスーパーカーがずらり! C・ロナウドの「愛車コレクション」を一挙公開!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事