4人中3人が失敗…英レジェンドが日本のPKをバッサリ「誰も思うように蹴れていない」「練習をしたことがないように見えた」【2022総集編】

2023年01月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最終的には経験がモノを言った」

日本はPK戦の末に、決勝トーナメント1回戦で敗退となった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 ついに年が明け、2023年となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、カタール・ワールドカップのラウンド・オブ16で、"PK負け"した森保ジャパンを、元イングランド代表FWらが批評した記事を再掲する。

記事初掲載:2022年12月6日

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 現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、FIFAランキング24位の日本は、同12位のクロアチアと対戦。43分に前田大然、55分にイバン・ペリシッチと、互いに1点ずつ奪って以降は膠着状態が続いたなか、最後に両者の明暗を分けたのはPKの力量だったようだ。

 先攻の日本は1人目の南野拓実を皮切りに、三笘薫、吉田麻也がGKドミニク・リバコビッチのセーブに遭い、失敗。成功させたのは浅野拓磨ただ1人だったのに対し、クロアチアはポストに当てたマルコ・リバヤ以外、全員がきっちりとネットを揺らした。この結果、森保ジャパンはPKスコア1-3で敗れ、またしてもベスト16の壁に阻まれた。

 英紙『Daily Mail』によれば、プレミアリーグ歴代最多得点を誇る元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は、『BBC』でこの一戦を解説。日本の改善の必要性を訴えている。
 
「誰も思うようにボールを蹴れていない。最終的には経験がモノを言った。あの状況でプレッシャーを受けることがどういうものなのか、経験豊富な選手たちは知っているし、彼ら(クロアチア)のほうがずっと上手く対処していた。日本はPKの練習をしたことがないように見えた」

 また、元ウェールズ代表DFアシュリー・ウィリアムズ氏も、シアラー氏と同様の意見を述べている。

「日本のPKには確信がなく、クロアチア勢のように相手を打ち負かす自信がないように見えた。それは経験から来るものだろう。前半はとても良かったので残念だ。彼らは大会中、ずっと素晴らしい存在だったんだ」

 敗れはしたものの、森保ジャパンはカタールで、レジェンド2人が揃って口にした「経験」を手にしたはずだ。この悔しさをリベンジに繋げていくほかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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