「止められへん、上手すぎる」“鮮烈3人抜き弾”の静学10番・古川陽介に相手チームも衝撃!「宮崎県にはいない。飛び抜けている」【2022総集編】

2023年01月01日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

初戦でも圧巻のゴールをマーク

衝撃のドリブル弾を決め、ポーズを取る古川。写真:徳原隆元

 ついに年が明け、2023年となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、現在ジュビロ磐田に所属する古川陽介が、静岡学園時代に選手権で披露した衝撃のドリブルに関する記事を再掲する。

記事初掲載:2022年1月2日

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 静学の10番が、またも度肝を抜くゴールを決めた。

 1月2日に開催された第100回全国高校サッカー選手権の3回戦で、優勝候補の一角に挙げられている静岡学園が、2回戦で大会初勝利を挙げた宮崎日大と対戦。前半9分に川谷凪が決めた先制点を皮切りに大量8ゴールを奪い、8₋0の圧勝を飾った。

 とりわけ観衆がどよめいたのが、前半32分に決まった3点目だ。左サイドのハーフウェーラインを過ぎた辺りでボールを受けたMF古川陽介が、得意のドリブルで2人を抜き去ると、最後は右足でシュートフェイントをかけてDFをかわし、左足でフィニッシュ。見事な一撃を突き刺してみせた。

【動画】キレキレのフェイントに相手選手も脱帽!静学の10番・古川陽介が決めた鮮烈弾
 卒業後はジュビロ磐田に入団する静学の10番は、初戦の徳島商戦でも、テクニカルなドリブルからワンツーを挟んで、最後は同じくシュートフェイントで相手の裏をかく圧巻のゴールを決めていた。

 警戒されるなか、この日も十八番のドリブルで再三に渡って敵陣を切り裂き、前述の3人抜き弾に加えて、正確なクロスで2アシストをマーク。その実力を存分に発揮した。

 卓越した打開力には、宮崎日大の選手たちも衝撃を受けたようだ。キャプテンのGK羽間友基は、「(宮崎)県大会にはいない、飛び抜けている。レベルの高さを感じました」とコメント。またチームメイトたちは、「止められへん、上手すぎる」と口々に言っていたという。この古川を止められるチームはあるのか。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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