【選手権】第101回大会がついに開幕、東山の新谷陸斗主将が力強く選手宣誓! 自己評価は“80点”「お風呂で練習していた」

2022年12月28日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

“聖地”国立で大役を務め上げる

選手宣誓の大役を務めた東山主将の新谷。 (C)SOCCER DIGEST

 第101回全国高校サッカー選手権の開会式が12月28日、国立競技場で開催された。

 雲ひとつない青空の下、"聖地"国立で大会の開幕を告げる選手宣誓も行なわれた。大役を務めたのは、東山の新谷陸斗主将。名前が呼ばれ、「はい!」と大きく返事をした新谷は、堂々とマイクの前に立ち、ピッチに並んだ全チームの選手たちに見守られるなか、全48校を代表して次のように語った。
 
「宣誓。私たち選手一同は、ここ国立競技場に集うことができ、とても感激しています。高校入学当初から新型コロナ感染症が流行していました。思う存分サッカーができない日々が長く続き、何度も不安を抱きました。

 私のチームでは個人練習の日々が続きました。そうしてボールと向き合っている時に味方や相手の選手をイメージしながら練習をしていることに気が付きました。やはりサッカーは仲間のみんなとすることだということを改めて感じることができました。

 ワクチン接種が進み、感染症対策が徹底されたことにより、感染が落ち着き、私たちはこの選手権という大きな舞台に立つことができています。これは大会関係者の方々をはじめ、私たちを支えてくださった人たちのおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございます。

 先日、カタール・ワールドカップが開催されました。日本代表は惜しくも目標のベスト8にはあと一歩届きませんでした。しかし、グループステージで強豪のドイツ、スペインを相手に歴史的勝利を収めてくれました。この勝利で私たちに新たな景色を見せてくれました。その姿を私たちだけでなく、世界中の多くの人に夢や希望を、感動を与えたと思います。次は私たちが勇気や感動を日本中に届けたいと思います。

 今年は第101回大会、高校サッカー新時代の幕開けとなる年です。101ページ目に新たな歴史を刻み、これからの未来を切り開くことを、ここに誓います」

 開会式後、取材に応じた新谷は、自身の選手宣誓の出来を「80点」と評価。「お風呂で読み上げて練習をしていました。みんなに響く言葉を届けようと思っていたので、緊張をしましたが良かったと思います」と振り返った。

 高校生たちの檜舞台、選手権がついに開幕。このあと15時キックオフで、成立学園(東京B)と津工(三重)による開幕戦が行なわれる。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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