「我々は交渉に失敗したが…」森保監督の続投報道に韓国メディアが過敏に反応!「日本とは反対の道を行く」

2022年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

KFAとベント監督は「契約期間」で合意に至らず

森保監督の続投報道は韓国でも大きく取り上げられている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 カタール・ワールドカップで韓国代表を率いたのが、パウロ・ベント監督だ。大会終了後、契約満了に伴って4年半に渡る日々にピリオドを打ったが、ポルトガル地元紙のインタビューで契約交渉の"舞台裏"を明かして話題を呼んでいる。

 当初、大韓サッカー協会(KFA)はベント監督との契約を4年延長することに前向きだったが、ワールドカップ開幕前の9月になってプランを変更してきたという。ベント前監督はインタビューで、「私はワールドカップを集大成に4年間を務めるのが代表監督だと考えている。だが、KFAが提示したのは(2023年の)アジアカップまでの1年間で、その先はアジアカップの結果によって延長するかどうかを決めるという内容だった。明らかな意見の相違があったんだ」と説明した。

 そんななか、日本では日本代表の森保一監督の続投に関する報道が流れた。日本サッカー協会(JFA)がすでに打診済みで、今後のJFA理事会で承認されれば、正式決定の運びとなるという。

 このニュースを一斉に報じたのが韓国の主要メディアだ。スポーツサイト『XPorts News』は「ベントは去ったが、日本の指揮官は続投が濃厚だ。同じ16強進出を果たした両国だが、状況は好対照である」と題し、次のように伝えている。

「森保政権がアメリカ、カナダ、メキシコの共催で行なわれる2026年ワールドカップまで続くのは、どうやら間違いなさそうだ。カタール大会ではドイツとスペインを打ち負かし、死の組を首位通過してベスト16に到達した。もし続投が決まれば、日本ではワールドカップ後に続投した初めての監督となり、2大会連続でワールドカップを闘う初の指揮官ともなる」
 
 一方で、KFAとベント前監督の折衝についても触れた。

「同じくワールドカップでベスト16進出を果たしたのに、韓国はベント監督との契約延長交渉に失敗した。監督は4年契約を望んだのに対して、KFAは不透明さを理由に異なるオファーを出して、同意には至らなかったのである。韓国は日本とは反対の道を歩むこととなった」

 はたして韓国代表の監督人事は外国籍路線を継続するのか、それとも日本のように自国の監督を後継者に指名するのか。現地報道では、日本でもお馴染みのアン・ジョンファン氏(解説者)やチェ・ヨンス氏(江原FC監督)など、元代表OBたちの名が候補に挙がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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