【J1】広島が事実上のステージ優勝!! 敗れたG大阪は年間4位に転落し、FC東京が3位に浮上

2015年11月07日

2位鹿島とは勝点差3は。得失点差で12点差をつける。

ドウグラス(9)の直接FKで均衡を破った広島は、その後清水が加点しG大阪に勝利。今節では決まらずも事実上、第2ステージ優勝を手中に収めた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 G大阪は「CS出場権獲得」(年間3位以内)、広島は「ステージ優勝」が懸かるなか、序盤は静かな立ち上がりとなる。
 
 最初の決定機を迎えたのはG大阪。15分、宇佐美がエリア手前で相手と入れ替わり、エリア内でGKと1対1を迎えるも、シュートは素早く反応した林の左手に防がれた。以降もG大阪の攻勢は続き、23分にはパトリックとの連係から再び宇佐美がシュート。しかし、これもGK林の好守に阻まれてしまう。
 
 一方の広島はカウンターに活路を見出し、青山を起点にドウグラスが際どいシュートを放てば、塩谷も鋭いミドルをお見舞いしてG大阪ゴールを脅かす。その後は一進一退の攻防が続き、ともに決定打を欠いて前半を折り返した。
 
 潮目が変わったのは55分。ドリブルするドウグラスを岩下が倒してFKを献上すると、ドウグラスが強烈なシュートをゴール左隅に叩き込み広島が先制した。その後は両軍をアクシデントが遅い、59分にG大阪のGK東口が足を痛めて担架で運ばれると、67分には広島の水本も接触プレーの影響で交代を余儀なくされた。
 
 G大阪は交代カードを切り、ポジションも変えて反撃に打って出るが、広島が鋭いカウンターを繰り出して優勢に試合を進める。そして89分、浅野→青山とつないで最後は清水が右足を振り抜く。追加点を奪った広島が、その後も危なげなく逃げ切った。
 
 広島はリーグ戦のアウェーG大阪戦で、01年11月以来13年間、10試合勝利なし(3分7敗)だったが、ようやく万博の呪縛から解き放たれた。他会場で2位の鹿島が勝利したためステージ優勝は最終節に持ち越しとなったが、勝点差は3。さらに得失点差が⒓離れており、事実上、広島のステージ優勝は決まった。
 
 一方、他会場で年間4位のFC東京が勝利したため、G大阪は年間3位から4位に転落し、勝点差は2。CS出場権の行方は最終節で決まる(G大阪はホーム山形戦、FC東京はホーム鳥栖戦)。
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