「すごく良い国だけど…」ポステコグルー監督が日本での苦労を明かす。息子たちのお気に入りは「キョウゴ。ダイゼンも好きだ」【2022総集編】

2022年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜を率いた後、昨夏にセルティックの監督に就任

日本人選手が多く在籍するセルティックで監督を務めるポステコグルー。(C)Getty Images

 今年も残すところあと2週間を切った。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、アンジェ・ポステコグルー監督が日本時代の苦労を明かした記事を再掲する。

記事初掲載:2022年8月30日

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 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、『Open Goal』のインタビューに対応。家族や自軍でプレーする古橋亨梧、前田大然について語った。

 57歳のオーストラリア人指揮官は、母国クラブやオーストラリア代表監督を務めた後、2018年に横浜F・マリノスの監督に就任。アタッキングフットボールの名の下に、超攻撃的サッカーを展開し、翌年には15年ぶりのリーグ制覇をもたらした。確かな手腕を買われ、昨夏からスコットランド屈指の名門で指揮を執っている。

 そんなポステコグルー監督は、6歳と8歳の息子を持つ父親でもある。「子どもたちは試合を見に来るか?」との問いには「Yes」と答え、彼らのお気に入りの選手を明かしている。

「キョウゴだ。日本から一緒に来たからね。息子たちへのサッカーの最初の紹介は、私が横浜で監督を務めることだった。その時に彼らはまだ小さかった。キョウゴは私がここに来て、日本から最初に加入した選手だった。横浜でのプレーを見ていたから、(元横浜の)ダイゼンも好きだ」
 
 スコットランドでの生活については、母国語である英語が通じる分、かなり楽になったと伝えている。

「家族はとても慣れてきた。子どもたちは学校が好きだしね。妻も慣れてきて、友だちも作った。日本では大変だったよ。もちろんすごく良い国で、子どもが育つ環境としてもすごくいいし、とても安全で、みんな優しいけど……。言葉の壁があるから、妻にとっては友だち作りが困難だった。まあ私にとっては簡単だったけどね。どこに行っても、仕事をしているからつながりがある。

 ここであれば言葉が分かる。それにスコットランドの人もみんなとても優しい。私は何回も、出会ったばかりの人から、彼らの家でのディナーに招待されたよ」

 セルティックの監督就任時には、欧州ではほぼ無名の存在だっただけに、不安の声が少なくなかった。しかし、古橋と前田らの活躍もあり、見事に宿敵レンジャーズから覇権奪回。周囲の雑音を一蹴して見せた。チャンピオンズリーグ本大会にも参戦する2年目は、選手たちと共に、その名を世界中に轟かせることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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