W杯帰りの前田大然、セルティック復帰初戦は消化不良に。現地メディアは辛口評価「決勝Tで得点を決め、自信満々だろうが…」

2022年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

共に先発の古橋と旗手もインパクトを残せず

セルティック復帰初戦は今ひとつの出来に終わった前田。(C)Getty Images

 12月17日に開催されたスコットランドリーグ第17節で、複数の日本人選手が在籍する首位のセルティックは、3位のアバディーンと敵地で対戦。土壇場の87分にカラム・マグレガーが値千金の決勝点を叩き込み、1-0の勝利を収めた。

 この一戦で、古橋亨梧と旗手怜央、そしてカタール・ワールドカップ(W杯)でゴールも奪った前田大然が揃って先発。しかし、前田は前半のみでベンチに下がり、古橋は決定機を逃すなど、いずれもインパクトを残すまでには至らなかった。

 現地メディアもやや厳しい評価を寄せており、『SCOTTISH DAILY EXPRESS』は採点記事で旗手に「6」、古橋と前田に先発最低タイの「5」を付与。寸評ではそれぞれこう綴っている。

旗手
「良い存在感と動きで、序盤に惜しい場面を作ったが、肝心なところでタッチに失敗。後半はゲームから遠ざかってしまった」

古橋
「良い動きを見せ、積極的にボールを奪いに行ったが、ドンズ(アバディーンの愛称)の堅い守備に阻まれた。後半はビッグチャンスを逃し、その後にも大きく外した」

前田
「W杯帰りのスター選手にとって、前半は静かなものだった。脅威を与えたが、決定的なチャンスを掴めなかった」
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 また、『Glasgow Live』も同様に旗手に「6」、古橋と前田を先発最低タイの「5」と評価している。

旗手
「(GKのケレ・)ルースの見事なセーブに阻まれた。この1年、大活躍した選手」

前田
「W杯での日本代表の任務から戻り、そのまま出場。ハーフタイムに交代となった」

古橋
「彼の基準からすると、静かな1日だった。25分過ぎ、素晴らしい走りでGKをかわしたが、シュートはクリアされた。後半の早い段階でビッグチャンスを得たが、決めきれなかった」

 そのほか『THE CELTIC WAY』は、前田についてW杯での活躍で期待値が上がった分、期待外れに終わったと指摘。「決勝トーナメントでゴールを決めた選手としてやってきたのだから、まさに自信満々だろうが、ドンズのDFを追いかけ、苦しめる一方で、攻撃面ではほとんど何もしていない。インターバルで下がったのも、不思議ではなかった」と批判的な意見を寄せた。

 セルティックは年内に3試合を戦った後、新年一発目は宿敵レンジャーズの敵地に乗り込む。大注目の大一番に向け、調子を上げられるか。そのダービーではヴィッセル神戸からの加入が発表され、1月に選手登録される小林友希のデビューにも期待が懸かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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