元Jリーガーも絶賛した。

『DAZN』の公式YouTubeでは、カタール・ワールドカップ期間中に、各試合から「神プレー」をセレクト。現地時間12月14日に行なわれた準決勝のフランス対モロッコからは、前者の10番キリアン・エムバペの超絶技巧が選ばれた。

　選定者は、解説者の林陵平氏。現役時代は山形や東京Vで活躍した元FWは、「エムバペは全盛期の元祖ロナウドですね」と称えた。

　フランスが２－０で勝利したこの一戦で、林氏が注目したのは、１－０で迎えた79分、ランダル・コロ・ミュアニが追加点をゲットする"直前"のシーンだ。
 

　敵陣エリア手前でパスを受けたエムバペは、ワンタッチでターンして敵を軽やかにかわす。そこから左サイドのマルキュス・テュラムに展開して、リターンをもらう。ここでも巧みな身のこなしで寄せてくる敵を振り切り、前進。狭いスペースでもボールを奪われることなく、シュートを放つ。相手に当たって、ディフレクションしたところをコロ・ミュアニが詰めた。

　林氏は「エムバペの個の能力。引きつけた、かわし方が上手い。自分の空間を使って」と賞賛。間隙を縫うダブルタッチにも感嘆していた。

　モロッコ戦では得点こそなかったエムバペだが、自慢のスピードで敵を抜き去るなど、随所に持ち味を発揮。アルゼンチンとの決勝でも、レ・ブルーを連覇に導くような活躍を見せられるか注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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