「まだ魔法がある。最高のDFがバカげたほど月並みに…」躍動したメッシを元英代表エースが絶賛!「優勝したらマラドーナ超え」【W杯】

2022年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「以前ほど速くはないかもしれない。だが…」

クロアチア戦で1ゴール・1アシストの活躍を見せたメッシ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 いよいよ、あとひとつだ。リオネル・メッシが、悲願の世界制覇にまた一歩前進した。

 12月13日のカタール・ワールドカップ準決勝で、アルゼンチンはクロアチアに3-0と快勝した。メッシはPKを決めて大会5得点目となる先制点をマーク。さらに2得点を挙げたフリアン・アルバレスのチーム3点目をアシストしている。

 英公共放送『BBC』によると、かつてイングランド代表のエースだったアラン・シアラーは「アルゼンチンはメッシのおかげで決勝に進んだ」と賛辞を寄せた。

「みんなが彼を見る。かつてのようなハードワークはしないし、以前ほど速くはないかもしれない。だが、彼にはまだあの魔法がある。ボールを持っていて曲がり、反転し、走って、ああやってDFを簡単に抜き去る力がある。彼は時に、(対峙した)最高の選手をバカげたほど月並みに思わせることができる」

【動画】キレキレのドリブル→巧みなターンで注目DFを翻弄したメッシが見事なアシスト
 バルセロナで数々の栄誉を手にし、バロンドールを通算7度も受賞したメッシだが、唯一足りないと言われてきたのがワールドカップ優勝トロフィーだ。母国の英雄ディエゴ・マラドーナとの最大の違いは、アルゼンチンを世界王者に導いたか否かにあるとされてきた。

 シアラーは「アルゼンチンが優勝したら、なんという物語だろうか。メッシかマラドーナかの論争が終わる」と、今大会でメッシが世界を制したら、マラドーナとの地位は入れ替わると話している。

「メッシがここで優勝すれば、(メッシかマラドーナかは)彼であるべきじゃないか。(これまでは)それが違いだった。マラドーナはワールドカップで優勝していた。メッシがここで勝てば、私の見方は変わる」

 メッシ自身は、マラドーナを上回るなどということに興味はないだろう。だが、周囲は「史上最高」を決めたがる。その論争に終止符が打たれるのか。まずはすべて、決勝戦の行方に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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